ブックタイトル実装技術10月号2020年特別編集版

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概要

実装技術10月号2020年特別編集版

27欧州での一般照明と、新規分野特殊用途ランプに採用されたLEDデバイス実装技術電子部品1つのセラミックパッケージに、23 個がオンダイ直列接続されたクラスタ青色アレイ(白色部)2個と、暖かい色を出すため、16個のオンダイ直列接続クラスタ赤色アレイLEDダイ2個を配列している。世界の電球市場を押えているオランダのマーケット担当者の強烈なこだわりを感じる素晴らしい出来栄えである。 写真4は、ドイツで販売されていたオランダメーカーの9W電球で、コスト対応とライトガイド適応のため16個のSMDが円形に実装されている。1つのSMD LEDあたり、0.56Wとなる。 ドイツの世界遺産の街、ヒルデスハイムの古い建物を使ったレストランで、ちょうどこのランプが使われていたが、非常に落ち着いた、素晴らしい雰囲気であった(写真5)。 写真6は、棒状にLEDベアダイ実装されたフィラメントが4本、昔風のガラス細工技で線を固定して作られている。 電球の外側もガラスバルブで、内側に白い拡散剤が塗布されている。 左側はX線でのイメージ図であり、右側がトンカチで、ガラスをたたき割ったものである。割った瞬間に、部屋中に白い拡散剤が広がった。 2019 年のオランダメーカー製。外観は、ほぼ昔の白熱灯電球と同じである。 以上のように、LED電球に使われている、LEDデバイスも多種多様であり、日本と違い、暖かい色に対する工夫がなされている。 以前、オランダのR&D責任者に、どうしてこのようなLEDデバイスを使用するのか聞いてみた。 「照明機器メーカーとし、品質も含めトータルのコストを配慮した、コストドライビングフォースで進めている」と即座に言い切ったのが、今でも印象に残る。Grand Joint Technology Ltd.写真4 9WLED電球 16pcs SMD 2200-2700K(2016年)写真6 ドイツで販売されているLED電球4.5W4 LED Filament 2700K(2019年)写真3 オランダのLED電球2W 2700K(2011年4Q)写真5 ドイツ世界遺産の街ヒルデスハイムでの古い建物のレストランで使われていたLED電球(2016年)