ブックタイトル実装技術6月号2020年特別編集版
- ページ
- 28/44
このページは 実装技術6月号2020年特別編集版 の電子ブックに掲載されている28ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
このページは 実装技術6月号2020年特別編集版 の電子ブックに掲載されている28ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。
実装技術6月号2020年特別編集版
322実装プロセステクノロジー12 はじめに 新型コロナウィルスの世界的な蔓延は、世界中の人々の暮らしや働き方に大きな影響をもたらしている。特に製造業においては、海外との物流の制限が生じることで、製品の輸入ができないことや、部品の輸出入ができなくなりことで製造できない製品が発生するなどグローバル化したサプライチェーンの脆さが表面化した。 一部の国では最悪の状態から元の経済活動に戻すための活動を始めようとしている状況ではあるが、製造業の現場においても、しばらくはソーシャルディスタンスを守り、最小人数で作業を行うような取り組みが不可欠な状況が継続すると考えられる。 このような状況下であるからこそ、自動化を推進させたいお客様から『NXTR』(写真1)に対して、強い関心をいただいている。 本編では、『NXTR』とデジタル活用による、SMT製造工程の革新について紹介する。 SMT実装ラインの自動化の課題 一般的なSMT実装ラインでは、まだまだ多くの作業者が必要で、このような状況下では作業者が減員すると次のような課題が表面化してくる。■ 課題1 部品切れのラッシュが発生するため、少人数の作業者では部品交換作業に追われることになり生産が停留することがある。 実装ラインでは生産中に複数の部品が同じタイミングで部品切れになる現象(部品切れラッシュ)が発生する。 オペレータが少ない状況で、この現象が発生すると、部品ハイエンド電子部品実装機『NXTR』とデジタルツインの実現(株)FUJI写真1 『NXTR』