ブックタイトル実装技術5月号2020年特別編集版
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実装技術5月号2020年特別編集版
22環境関連技術12 香港での 環境対応エレクトロニクス実装技術 香港では、2005 年ごろから、ニュービジネスとして、本格的に環境対応、LED照明技術やいろいろなエコ対応技術の開発が進んできた。LED実装用ダイボンダ、ワイヤボンダのほとんども、香港製であった。筆者の最初のアジア地域での白色LEDセミナーを2004 年に開催した。また、鉛フリー対応も2003年ごろから本格化した。 本稿では、香港在住27年の間に実際に見てきたものと感じた、環境対応エレクトロニクス実装技術の推移と光害についても紹介する。 香港ビクトリア・ハーバーの夜景 香港の夜景は昔の方がきれいだった気がするが、それは年のせいだけではないと思う。 例年、11月中旬から、ビクトリア・ハーバー沿いのビルにはクリスマスのイルミネーションが取り付けられ始め、12 月になると、このハーバーの両側のあちこちにきれいな飾りつけを見ることができる。このクリスマスの飾りと香港ビクトリア・ハーバーの夜景を、片道HKD2.7、日本円で約40 円(土日祝日HKD3.7)のスターフェリーの船の上から見るのも、この季節の楽しみである。仕事帰りの夕方にこのスターフェリーに乗ると疲れもすっと取れる。 昔は(1998 年7月まで)、飛行機が斜めになって翼がビルにぶつかりそうな感じで着陸する、あの有名な香港国際空港/啓徳空港がすぐそばにあったので、背の高い大きなビルはなく、航空機の運航上、夜景は点滅しなかったので、夜景のバランスも良く、落ち着いた静な雰囲気の中で、リラックスしゆっくりすることができた。とにかく写真がだれでもきれい撮れた。それが、今は、大光量白色LEDのおかげでまぶしくて、この季節に始まるクリスマスのイルミネーションも普通のカメラでは、うまく撮れない(写真1)。 さらに最近は、横にミスマッチな漢字のLED看板と大声ばかりで、クリスマスの雰囲気もどこかへ吹っ飛んでしまう。ペニンシュラホテルのクリスマスのあかりはいつも落ち着いていてきれいである(写真2)。 世界でもっとも長期間継続されている、と認定された、シンフォニー・オブ・ライツと呼ぶ、サーチライト、グリーンレーザーを駆使した世界最大級の音と光のショーがビクトリア・ハーバー沿いのビルを使って、夜8時から約10 分間繰り広げられる。 残念なことは、香港の最近の夜景は、環境対応白色LED照香港での電子関連環境対応?香港のあかり、今とむかし 今のあかりは、環境対応??Grand Joint Technology Ltd / 大西 哲也写真1 九龍側から見た香港島側夜景写真2 ペニンシュラホテルの落ち着いたクリスマス