ブックタイトル実装技術9月号2019年特別編集版
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実装技術9月号2019年特別編集版
25新種基板や混載部品搭載基板への実装技術の研究とその解決法について部品搭載技術ペアずつ、画面上でラフに選び、マウスでクリックするだけで、装置が4軸(X、Y、Z、θ)を作動させ、位置合わせ作業を行い自動的に正確な搭載作業を行うので(ビジュアルムーブ機能。図1)、誰でも1、2 回ほど練習すれば、簡単に作業ができるようになる。 また、スキルのある作業者が、おおまかな位置合わせはビジュアルムーブ機能を使用し、最後の微調整だけ手動で行うこともできるので、自動プログラムに支配されることなく作業ができ、自由度の高い、「使える」自動プログラムとして作業現場からの人気が高い。 同一個所の同一部品を大量に実装する場合は、全自動モードを使用することで、作業者が目視で確認することなく、自動連続作業を実施することができるが、現時点では、実装機と同様、作業前に、作業者が装置へ部品・基板の情報をデータ入力する必要があるため、ランダムな部品に対して作業を実施するケースが多い、後付け部品実装やリワーク作業の場合は、データ入力時間の10 分の1の作業時間で完了するクリックタッチ作業(セミオート機能)の使用を推奨することが多い。 高効率かつ安全な加熱 当社が開発したはんだ付け加熱は、「熱風方式」と「IR方式」、2つの機能を備えていることが特徴である。後付け部品実装やリワーク作業では、前述した通り、確実な実装(取り外し・取り付け)はもちろんのこと、隣接部品への影響を十分に考慮する必要があり、さらに局所加熱になるため基板の反りに対する対策も施しながら加熱する必要がある。部分実装にとって、加熱工程はもっとも重要なテーマであり、当社は、形状、サイズ、素材など、異なる性質をもつおのおのの部品・基板に最適な加熱方式を研究・実験し、それぞれの方式の優位性を最大に発揮できるツールを開発・製造してユーザーへ提案している。 近年、ユーザーは、多品種の部品を取り扱うことが多くなっており、一台の装置でそれぞれの部品に適した加熱方式をワンタッチで切り替えられる『MS9000SE(LPC)』は、使い勝手が良く、コストパフォーマンスの良い装置として高評価を得メイショウ(株)3図1部品側の対角と基板側の対角(相対する個所)をおのおのクリックし選択する「基板側の対角ランドを結んだ線」(点線)と、「部品側の対角電極を結んだ線」(実線)が一致するのを確認【ビジョン合わせ画像】【基板側ランド画像】【部品側電極画像】