ブックタイトル実装技術12月号2018年特別編集版
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実装技術12月号2018年特別編集版
18■ 残渣フラックス検出指示薬『ZESTRON Flux Test』 呈色反応によってフラックス活性剤中のカルボキシル基を示す、残渣フラックス検出指示薬で、目視できない残渣を容易に検知することができ、イオンコンタミ測定の重要な補完試験が行える。加えて、コンタミがどのように分布しているかを可視化することができるので、部品信頼性評価の改善につながるものとなる。 電子基板の耐候性や耐経時劣化性を考慮に入れた信頼性は、活性剤の中に含まれるカルボン酸がもたらす副作用のため、フラックス残渣により著しく損なわれる。完全に洗浄されていないフラックスは、顕微鏡やイオンコンタミ測定でも検知不可能な非常に薄い膜を形成する。 リスク要因を評価する際、着色の強度と分布、雰囲気運用条件及び回路設計を考慮する必要がある。着色の強さによって残存する活性剤量がわかり、ライトブルーは軽い汚れを示し、紫は強い汚れを意味する。強い着色がある場合、活性剤が拡散する可能性があり、吸湿によってそれが助長することも見受けられる。電界も電気拡散及び浸透を引き起こすことがある。 製品の特徴、及び、他の洗浄剤と比較しての利点は、下記の通り。①コンタミ分布は基板の気候的信頼性を 測定する助けとなる②迅速かつ簡便なテスト法で、特別なトレ ーニングは不要である③特別な試験機器も必要ない④安価な試験キットのため、大きな初期 投資が不要である⑤一回あたりの測定コストが安価に抑え ることができる。●使用方法①基板へ指示薬を塗布。反応待ち時間は 3分②純水にて指示薬を洗い流す③基板を乾燥させる④試験結果判定 フラックステストの姉妹製品として、レジンテストがある。レジンテストでは、基板洗浄後のレジン残渣を迅速かつ簡単に検出することができる。 <請求番号 M7010>残渣フラックス検出指示薬、他ゼストロンジャパン(株)PR■ フラックス洗浄 pH値中性洗浄剤 『 VIGON PE 180』 世界の電子機器製造・半導体業界において、高精密な洗浄剤、技術サービス、研修ソリューションを提供する同社が開発した、パワーエレクトロニクスやプリント基板洗浄に最適な水系のpH値中性洗浄剤。 MPCテクノロジーを基に、リードフレーム、パワーモジュール、パワーLEDのフラックス残渣を確実に除去。 特に、パワーエレクトロニクスの洗浄においては、フラックス残渣の除去はもちろん、銅表面の酸化物除去においても優れた性能を発揮する。洗浄後の残渣を残さず、銅表面を活性化させ、ワイヤボンディング、モールド成形や接着などの後続処理のために最適な条件を作り上げる。また、プリント基板のフラックス洗浄においては、特に低スタンドオフ部品において良好な洗浄性を示す。 pHが中性特性のため、優れた材料適合性を実現する他、引火点をもたず、泡立つことがないので、一般的なスプレー洗浄装置において使用することができる。 製品の特徴、及び、他の洗浄剤と比較しての利点は、下記の通り。①ワイヤボンディング、成形、接着などの 後続処理を行うステンレスや活性化さ れた銅の表面を洗浄②一時的に表面活性化を保持③本洗浄剤はpH 値中性のため、特に金 型や腐食のない不動態化処理と優れ た材料適合性を示す④MPCテクノロジーのため、効果的に洗 い流すことが可能⑤引火点をもたないため、防爆設備を必 要とせず、スプレー式洗浄機で使用し ても泡立たない⑥水系で生分解性⑦ハロゲンフリー成分の組織であるので 環境に優しく、低臭気⑧広範囲にテストされ、Pbフリークリー ムはんだの洗浄に適する⑨MPCテクノロジーにより、循環式装置 にて洗浄液の長寿命性能がもたらされ る⑩EU基準(RoHS1&2、WEEE)に100 %適合⑪SIN、SVHCリストに従い、高懸念物質 を使用していない <請求番号 M7011>