ブックタイトル実装技術5月号2018年特別編集版
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実装技術5月号2018年特別編集版
16次世代パワー半導体材料のノベルクリスタルテクノロジー社に出資ディープラーニングを用いた「感情推定技術」の研究開発を開始ものづくり強化協業で基本合意福島県・いわき事業所においてPPS樹脂製造設備を増強電子材料の生産能力増強に向けた設備投資を実施工作機械のフィリピン製造拠点を拡張 旭硝子(株)は、酸化ガリウムウエハの将来性に注目し、次世代パワー半導体材料開発会社である(株)ノベルクリスタルテクノロジーへの出資を決定した。 同社が半導体関連部材事業で培った材料・加工・量産技術を応用し、ノベルクリスタルテクノロジー社と共同開発を実施することで、酸化ガリウムウエハおよび次世代パワー半導体の実用化を加速していく。 沖電気工業(株)は、ディープラーニングを用いて、「人の自然な表情や振る舞いから人の潜在的な感情を推定する技術」の研究開発を開始する。 2018年度中には、本技術の精度向上のため、PoC(Proof of Concept:概念実証)によるフィールド実験を行い、その結果を踏まえ、利用者の感情に合わせた高度なサービスの提供が可能な「感情推定による対話型システム」への適用を検証。 2020年度の実用化を目指す。 (株)日立製作所とユー・エム・シー・エレクトロニクス(株)は、サーバ・ストレージ・ネットワーク機器などのITプロダクツ分野のものづくり強化で協業する。 両社は高品質なものづくり力と、ボリュームオペレーションで培ったコスト競争力ならびに部品調達から製造・出荷までのスピーディーなものづくり力を融合して競争力ある新たな製造業のビジネスモデルを確立し、自動運転やロボット制御、FinTechなどIoT/デジタル化の潮流で需要が急拡大するデータセンター市場向けなどグローバルでのさらなる成長をめざす。 (株)クレハは、福島県・いわき事業所においてPPS樹脂の製造設備を増強する。 同樹脂は軽量化や電装化のニーズが高まる自動車部品用途を中心に、その優れた耐熱性や加工性が必要とされる産業分野において今後も需要の拡大が見込まれている。 この設備増強で、差別化された高品質のPPS樹脂を安定的かつ効率的に供給する体制を整えるとともに、事業提携関係にあるポリプラスチックス(株)との緊密な連携のもと、同樹脂市場における地位を確固たるものとしていく。 日立金属(株)は、有機ELパネル用材料やリードフレーム材料などをはじめとする電子材料の旺盛な需要に対応するために、島根県・安来工場の生産能力増強に向けた投資を実施する。 本投資では、冷間圧延工程の建屋を拡張するとともに、生産性の高い広幅の圧延機、焼鈍炉などを導入することで、冷間圧延工程の生産能力を大幅に拡大し、特に有機ELパネル用材料については2021年度までに約3倍(2017年度比)に増強する。 シチズンマシナリー(株)は、フィリピンの工作機械の製造拠点拡張を決定した。拡張するのは、フィリピン・バタンガスにある連結子会社、CITIZEN MACHINERY Philippines INC.でミヤノブランドの自動旋盤組立工場。 ミヤノブランド機が得意とする自動車・建設機械関連の需要が世界的に旺盛で、現状は組立スペースが手狭となっていた。 今回の拡張により組立スペースが広がることで、自動旋盤本体の生産能力が現状の月産40台から80台と倍増となる。旭硝子沖電気工業日立製作所/ユー・エム・シー・エレクトロニクスクレハ日立金属シチズンマシナリー