ブックタイトル実装技術4月号2018年特別編集版
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実装技術4月号2018年特別編集版
19装置の状態センシングと予兆保全による生産の効率化製品製造現場を効率化させるシステム・技術3作動油など装置内を流れる液体やエアなどの循環系、モータや電源など装置を動かすための動力系という3つの要素に分類することができる。そして、これら3つの対象をセンシングする手段を特定することで、体系的に装置状態の見える化を実現することができる(図2、図3)。そして、オムロンでは、これら3つの対象をセンシングする技術や商品の開発に取り組んでおり、本稿においては、循環系のセンシングについて、後の章で詳細な内容について述べる。 装置状態見える化の課題と 解決策のコンセプト1. 装置状態見える化の取り組み状況 現在、経営トップ層のリーダシップのもと全社を挙げて取り組んでいる企業や、現場レベルで優先度の高いところから着手している企業、必要性は感じているが具体的アクションを起こせていない企業など、装置状態の見える化についての取り組み状況は各社様々であるが、多くの企業でその取り組みが具体化している。 冒頭にも述べたように、IoT化による装置の状態に関する情報収集とAIによる分析で、これまで熟練工の経験やノウハウに頼るしかなかったことが、見える化できるのではないかという期待が高まり、その期待の高さが各社の取り組みとなって現れている状況と認識している。2. 見える化を阻む4つの壁と解決策のコンセプト 上記のように装置状態の見える化の進捗状況は各社様々オムロン(株)図1 オムロンが目指す見える化図2 装置状態の見える化分類① 図3 装置状態の見える化分類②