ブックタイトル実装技術3月号2018年特別編集版

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概要

実装技術3月号2018年特別編集版

12大規模なMBR水処理膜が韓国の半導体工場排水処理設備に採用ABS樹脂事業統合に係る新会社を発足日産2.6トンの葉菜類生産設備をもつ国内最大規模の完全人工光型植物工場を建設し、工場野菜生産事業へ参入リチウムイオン二次電池用セパレータの生産能力を増強AIやIoTを活用した高度運転支援・自動運転やものづくりの分野で協業中国で電解液事業合弁会社を発足 三菱ケミカル(株)は、膜分離活性汚泥処理法(MBR法)に用いられる水処理膜が、韓国の半導体製造販売会社の半導体工場向け排水処理設備に採用されたと発表した。今回の採用は、三菱ケミカルの子会社・三菱ケミカルアクアが独自に開発した水処理膜のエレメント及びモジュールの特徴である高集積に中空糸膜を配置することで従来より更なる省スペース化を実現した点などが、一般的に処理が難しいとされる半導体工場向け排水処理におけるこれまでの採用実績で培った実績が評価されたもの。 宇部興産(株)、JSR(株)、三菱ケミカル(株)の3社は、JSRの完全子会社であるテクノポリマー(株)と、宇部興産、三菱ケミカルがそれぞれ50%ずつ出資するUMG ABS(株)とのABS樹脂事業統合に関し、平成29年10月1日を予定日としてTPCとUMGの事業を統合し、当事者で統合後の新会社を共同して運営することについて合意した株主間契約を締結した。 三菱ガス化学(株)は、福島県に、日産2.6トンの葉菜類生産設備を有する国内最大規模の完全人工光型植物工場を建設し、工場野菜生産事業へ参入する。同工場は光源にLEDのみを使用するため天候に左右されることなく常に最適な生育環境をつくり出すことが可能。また同社は、食品の安全・安心に関わる様々な製品・技術を工場野菜生産事業へ応用し、食品の品質を長期間、高く保持することで競争力を向上させるとともにフードロス削減などの貢献も行う。 旭化成(株)は、リチウムイオン二次電池(LIB)用セパレータ『セルガード』(乾式膜)および『ハイポア』(湿式膜)の生産能力増強を決定した。LIB用セパレータはLIBの正極・負極間に位置する多孔質膜で、正極・負極間でリチウムイオンを透過させる機能を有するとともに、正極と負極の接触を遮断し、ショートを防止する部材。今回の増強により、同社グループのLIB用セパレータの生産能力は、乾式膜が約4億m2/年、湿式膜が約7億m2/年、合計約11億m2/年となる。 (株)デンソーと日本電気(株)は、地球環境の維持や安全・安心な車社会の実現に向けて、高度運転支援や自動運転およびものづくりの分野で協業を開始した。 本協業は、デンソーが自動車市場で培った「高度な技術力とものづくり力」と、日本電気がICTによる事業で培った「AIやIoT、セキュリティなどの先進技術とシステム構築・運用の豊富な実績」を生かして推進するもの。高度運転支援や自動運転の分野では、デンソーの先進安全技術と日本電気で開発した危険予測につながるAIを組み合わせて、安全・安心を実現する製品の共同開発を行う。 三菱ケミカル(株)と宇部興産(株)は、本年1月から、中国において、電解液事業の合弁会社の運営を開始した。三菱ケミカルと宇部興産は、中国における当該合弁会社の運営において両社の知的財産や開発力を活用することで技術力とコスト競争力をさらに強化していくとともに、グローバルでの電解液事業の提携についても引き続き検討していく、としている。三菱ケミカル宇部興産/ JSR /三菱ケミカル三菱ガス化学旭化成デンソー/日本電気三菱ケミカル/宇部興産