ブックタイトル実装技術8月号2017年特別編集版
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実装技術8月号2017年特別編集版
421. はじめに 海外の企業とビジネスを展開する際、ビジネスを円滑に進めるにはジョークが補完してくれる。 ドイツに駐在する機会を得て、3 年間で約200 回、航空機を利用して北は北欧のフィンランドから南は北アフリカのモロッコまで飛び回った。 海外企業の人と横飯を共にするとジョークの披露となる。欧州人と付き合って、その奥深いことを体験した。親しくなると仕事の話だけではなく、電子メールでもジョークが飛び交う場合もある。無味乾燥なビジネスライクな行動に対して、さわやかな清涼剤を提供してくれるような環境を味わった。まさに、ジョークはビジネスをうまく進めるための潤滑剤でもある。 欧州では、ディナーの開始は一般的に遅く、20時ぐらいの場合もある。それまでの間は、ワインを飲みながら会話を楽しむ。そしてディナーが終了すると日本では飲んだら二次会はカラオケが定番であるが、欧州人の二次会は、シュナップス(写真1)を飲みながらの「ジョーク」の披露となる。 以下、当初は、披露された時には、語学力不足や文化的背景を知らないために「ジョーク」が紹介されても笑えない状態であったものの、徐々に慣れて一緒に楽しむことができるようになった。このジョークを楽しむと翌日のビジネス・ミーティングがスムーズに事が運ぶことが多い。ビジネスを円滑に進めるためにもぜひ、ジョークを覚えて、披露することをお勧めする。 今回のお役たち情報は、コミュニケーションをより強く補完してくれる「ジョーク」の一端を紹介する。2. ジョークの習得 欧州を拠点においてビジネスを展開すると、企業に訪問するには交通手段として航空機を使うことが多い。電車利用はドイツ国内を除くと皆無といってもよい。航空機となると時たま、遅延がつきもので、余裕をもって出張するものの遅延で、ぎりぎりに企業に訪問することもあった。 会議前の雑談は航空機に関するものが多い。「混んでいましたか?」から始まり、「遅延はありませんでしたか?」とか、場合によっては、「航空会社の略号の意味を知っているかい ?」…となる(知っていると大いに受けることになる)。 それでは、その一例を紹介しょう。1. 航空会社に関するジョーク 航空会社をフルネームで表現するのはまれで、略号が使用される。日本であればJAL、ANAで通じる。 さて、欧州の航空会社の略号となると以下のようになり、おのおの、誰が言い出したのか不明であるが、いつの間にかジョークとして披露されるようになった。なかなか含蓄のある内容である。まず、これから紹介しよう。(a) イタリアの航空会社「ALITALIA」 Always late in take-off, always late in arrival特定非営利活動法人 日本環境技術推進機構 横浜支部 / 青木 正光実装技術初心者のための『パスポート』 ?知のインプット/アウトプットのこつ?第18回 「コミュニケーション技法」とは ? <ジョークの活用>写真1 シュナップス