ブックタイトル実装技術5月号2017年特別編集版
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実装技術5月号2017年特別編集版
39 スーパーボウルは毎年、1月末から2月はじめの日曜日に開催され、今年は2月5日にテキサスのNRGスタジアムで開催され、ニューイングランド ペイトリオッツが優勝した。このLevi's Stadiumでのパーティは、昨年はスーパーボウル開催のため開催されなかったものの、一昨年には開催された催しである。 3日と4日は、DesignCon の中核となる、カンファレンスが朝から夕方まで、ぎっしりと開催される。 また、この2日間は、カンファレンスの他に、各企業が自社の最新技術の紹介と、製品の解説、使い方などを紹介するセッションも開催された。 このセッションも、日本で各社が開催するプライベートセミナーと同じような内容で、興味深い内容も多くある。論文発表が4~6、並列して開催され、また、企業発表が2~3 本並列しているので、どのセッションに参加するか、いつも迷ってしまう。 さらにこの2日間は、ショーも開催されるので、セッションには、ほんの一部にしか参加できないことになる。 DesignConへの参加登録は、Tutorial、セッション(論文発表)、展示会、その他全てのイベントに参加できるAll 参加登録、Tutorialを除き、セッションと展示会、その他に参加できる2Day Passport、出展者に発行できる、出展者パス、及び、展示会のみに参加できる無料の展示会パスに分かれている。このほか、論文発表者のパスもある。 セッション発表は40 分で、今回は97の発表があった(図5)。また、企業が主催するスポンサーセッションは1コマ40分で、36 の技術紹介があった。 この他、毎日12 時からは、ゲストを招いて誰でも参加できるキーノートスピーチがある。これだけのセッションを2日間で行う。 このため、参加者はどのセッションを聞きにゆくか、ショーの会場にはいつゆくのか、選択が大変である。このため、主催者はスマホ向けのスケジュール管理アプリを提供している。 このDesignConは広いアメリカだけでなく、中国や韓国、インドなど世界中から参加者がきている。 このため、DesignConはセッションやショーに参加するだけでなく、普段会えない技術者同士が、直接顔を合わせて直接ディスカッションやビジネスの打ち合わせを行うのに大事な場所となっている。このため、参加者が出席できるセッションはさらに少なくなってしまう。2. 今年の発表の傾向と注目分野 参加者が参加するセッションを選ぶガイドとして、プログラム(図6)には、論文がどのテーマに関するものか、14 の分野に分類している。 参考のため、分野と発表論文数を紹介する。 発表は97であるが、1つの発表が複数の分野にまたがっているものもあり、総数は100以上ある。 ① チップ/パッケージ設計 : 7 件 ② アナログ/ミックス : 9 件 ③ IP : 3件 ④ 協調設計 : 17 件図5 セッション会場図4 スタジアムでのパーティ図6 プログラムブック