ブックタイトル実装技術5月号2017年特別編集版

概要

実装技術5月号2017年特別編集版

9ボビンレスはんだ（株）日本スペリア社PR請求番号　E0707ボビンをなくした「ボビンレスはんだ」■ ボビンレスはんだ　同社は、特殊な巻き線機を用いて一時ボビンに巻き取った後、ボビンを抜き取るという独自の工法によってボビンをなくした、ボビンレスのやに入りはんだを開発した。　使用後に廃棄されるボビンをなくしたことで、プラスチックの廃棄処理時に排出されるCO2の大幅な削減に貢献し、また廃棄コストも削減できる。　たとえば、やに入りはんだを毎月100kg使用する場合、ボビンの廃棄量は月間で10kg、年間では120kgにもなる（500g 巻の場合）。個数にすると、はんだ1トンにつき約2000 個のボビンが必要となるが、これだけの廃棄量を削減することができる。　取り付け方法と使用方法も簡単で、専用の治具に装着してシュリンクをはがすだけで、従来通りに使うことができる。また、リール台やはんだ桶でも使用可能だ。　0.3～1.6φまで、幅広い線径のやに入りはんだに対応。また、合金についても、「SN100C」（Sn-0.7Cu-0.05Ni＋Ge）、「SN100CV」（Sn-0.7Cu-0.05Ni＋Ge＋Bi）、「SN97C」（Sn-3.0Ag-0.5Cu）など、用途に応じて様々な組成から選ぶことができるなど、充実した製品ラインアップも特徴の一つとなっている。　また同製品は、温暖化対策に資する製品やサービスを選択しようという環境省推進の運動「COOL CHOICE（＝賢い選択）」にも賛同している。　　 　　　　　　　　　　　 　 ＜請求番号 E7004＞