ブックタイトル実装技術6月号2016年特別編集版

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概要

実装技術6月号2016年特別編集版

65(1)IoT : 技術的には自立・分散・協調による自動化革命? 4 次産業革命(Industry 4.0)2) プログラムに従う製造(3次)から、自律プログラムによる考 える製造への変革?センシング、判断、行動サイクルの自動化?価値に対する行動の最適化上記の高度化により、製造業を含め、社会のすべては自立化・自動化を達成する。(2)IoT : ヒトの役割 自動で判断・行動がなされる社会では、人間は不要か、IoT、トリリオンセンサ関連の会議では良く聞く疑問である。ただ実は、役割は更に重要性が増すと思う。自律化・自動化社会においては、判断基準となる価値とは何か、どのような世界にしたいか(意志)こそ最重要であり、この価値創造(新しい価値への挑戦)・意志に人が集中できるようになる。(3)IoT : 人類の獲得①物理的自由?時間的自由:<センシング、整理、価値の抽出・判断、行動のサイクル>に必要な、膨大なタクトタイムからの解放?肉体的な自由:(精神的・体調的)な重荷からの自由?人間的限界からの自由:誤判断、無意識による損失、感情斑からの解放②選択の自由?納得の行く選択(判断に必要な情報を揃える、行動・努力が報われる世界)?選択の自由:自動化・労働を選択できる自由(機会) この中でトリリオンセンサの役割は、価値創造・意志決定のために、「価値」がどこ潜んでいるのか、非連続的に膨大量のセンサを使用して、「価値」の分布を可視化すること、といえる。3.トリリオンセンサの活用先(TApps)と、 それを拓くセンサ技術基盤(図2)1) 図2に、トリリオンセンサの活用先(TApps)と、それを拓くセンサ技術基盤を記す。縦軸には、医療/ ヘルスケア、食糧生産、環境、エネルギーの課題が並ぶ。センシングの意味とは、「値を測ること」ではなく、「目を付けること」である。従来の計測では、重要な部分を選択集中的に計測し、行動の最適化図2トリリオンセンサの活用先(TApps)と、それを拓くセンサ技術基盤(TSensor Roadmapより)1)