ブックタイトル実装技術6月号2016年特別編集版
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実装技術6月号2016年特別編集版
22■直熱伝導を取り込んだ Sikama International社の リフロー技術 米国・Sikama International 社は、創立以来31 年間、リフロー炉に直熱伝導を積極的に取りいれてきた。 図1 は、SIKAMA Falcon 5/C 炉と内部構造である。このベンチトップ炉は、4つの加熱ゾーンと2つの冷却ゾーンで温度プロファイルをつくり、不活性ガス雰囲気中を移動する。最初のゾーンは冷却ゾーンであり、これはフードの外側にある。次の4つの加熱ゾーンと1つの冷却ゾーンはフード内に設けられている。4つの加熱ゾーンには、加熱された不活性ガスを均等に送るマニホールドがある。ガス温度は各ゾーンのプログラムで設定温度に上昇されるようになっているため、ホットプレートと共に、それぞれ加熱ゾーンの温度を制御することができる。これらの機構によってパーツが炉内を通過する際に、プログラム通りの温度プロファイルが柔軟的に実現することができる。加熱ゾーンの後に1つの冷却ゾーンがあり、このゾーン上にもガスマニホール経由不活性ガスが送られる。フード内の酸素濃度レベルはこれらのマニホールド経由投入される不活性ガスで、低酸素環境が保たれている。 同社のリフロー炉は、特に以下のアプリケーションに適している。ウエハバンプ直熱伝導を取り込んだリフロー技術、他Akribis Systems Japan(株)PRリフロー、リフローはんだ付け及び硬化、BGA、チップスケールパッケージング、マルチチップモジュール(MCM)、フラックスレス 金/すず リフロー、表面実装技術(SMT)、マイクロ波ハイブリッド、絶縁型金属基板(IMS)、レーザダイオードリフロー、LEDリフロー、などである。 表1は、同社の各リフロー炉の主な仕様である。 <請求番号 F7017>■SIKAMA ホットプレート 主要パラメータを内蔵マイコンで制御するホットプレート(写真1)。温度は室温から350 ℃まで、1 ℃単位で設定することができる。 主な仕様は、プラテンサイズ:200×200mm、温度:~350℃、温度精度:±2℃、250℃までのウォームアップ:15分、電圧:100Vまたは200V、電力:1200W50-60Hz、重量:10kg、など。 <請求番号 F7018>図1表1 写真1