ブックタイトル実装技術9月号2015年特別編集版
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実装技術9月号2015年特別編集版
15『NXTⅢ』の進化とSmart Factory実現へ部品搭載技術 『NXTⅢ』の進化 2013 年に販売を開始してから進化した点を紹介する。1. 世界最小サイズ部品 0201標準対応 新開発H24Gヘッド(図2)は0201(0.25×0.125mm)サイズの部品に標準で対応する。『NXTⅢ』の高剛性な装置構造・独自のサーボコントロール・進化した画像処理認識・ヘッド軽量化の実現により、0201に対しても高速35,000CPH*、高精度±0.025mm*、低衝撃実装を実現する(図3)。0201 実装プロセス詳細は後述の3 項(「3. 最先端0201実装技術」)で紹介する。2. 高い生産性の実現 生産優先モードはスループット37,500CPH*(標準モード比 約7%向上)を実現し、生産性の向上に直接的に貢献する(表1)。搭載精度は高速ロータリヘッドV12ヘッドと同等である。また標準モード・生産優先モード共に0201に標準対応し、速度を落とすことなく且つ高品質に極小部品の実装が可能である。3. オートローディングフィーダの開発 高品質・高稼働率・省人化を共に満たす、新たな『NXTⅢ』の周辺ユニットを紹介する。 オートローディングフィーダ(図4)はテープとテープを繋ぎ合せるスプライシングを必要とせずに部品の補給ができるフィーダである。オペレータは差し込み口へ新しいテープをセットするだけで部品の補給が自動で完了するため、作業時間の短縮だけでなく、ラッシュ時(生産中に部品補給が重複するタイミング)の負荷低減にも繋がり、余裕をもって様々な作業ができる。またスキルレスで誰でも簡単に一定品質でスプライスが可能であるため、その後の生産も安定して継続できる。富士機械製造(株)2図4 オートローディングフィーダ表1 生産優先モード仕様図2 新開発の『H24Gヘッド』図3 0201搭載後 0201硬化後0201 搭載後0201 硬化後