ブックタイトル実装技術4月号2015年特別編集版
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実装技術4月号2015年特別編集版
15スマートファクトリーを実現する実装フロアマネジメントシステム製品製造を効率化させる技術・取り組みネジメントする必要がある。また過去からそうであったが、現在でもあたりまえのように「一度決めた計画がさまざまな要因により変更になる」可能性は非常に高い。つまり、この実装フロアでは、1週間で20以上の生産プロセスに渡る1,800件のW/Oが日々の生産の中で何らかの影響を受けているといえる。 このような状況は、人の経験にもとづく判断で生産をマネジメントできる限界を超えており、現実的にどこに課題があるのか?また、何から手を付けたら良いのか?生産性、品質、コスト、おのおのの視点から改善することは困難であるといえる。 したがって、(図1)のように従来から得意としている現場からのボトムアップ改善だけではなく、生産の全体運営からみた効率的な生産、すなわち全体最適を可能とするトップダウンアプローチからの改善も必要となる。当社はこの両面からの改善アプローチにより、刻々と変化する市場要求に対し、迅速かつ正確なジャッジとそれに追従出来るフレキシブルなものづくりを実現し、 ?「 販売機会を逸しない」 ?「 在庫削減・最適化によるキャッシュフロー良化」 ?「 リソース配置の最適化による省人化、その他のコスト削 減」 といった経営課題を解決するソリューションとして、3つの「つながる」というキーワードをもとに提案する。■3つの「つながる」 ①「取引先・エンドユーザー」と「つながる」ことで「関係先との情報共有、ニーズの先取り」で「提供価値の質、スピード向上」を図る。 ②「工程・工場内の各エリア/工場間」が「つながる」ことで「全リソースの最大活用、リアルタイムな状況把握で、経営と現場の一体運営」を実現し 「収益力を向上」させる。 ③「設備と設備」が「つながる(M2M)」ことで「マシン間通信による自律化」で「省人化、良品安定生産を同時実現」する 上記の3つの「つながる」は緊密に連携しており、おのおのをバランス良く実現し、お客様の経営へ貢献する。 具体的な パナソニックのソリューション 上記の3つの「つながる」考え方について、より具体的なイメージをもっていただくために、「基本的な生産運営の姿」そして「受注変更の発生」を想定したケーススタディをパナソニック ファクトリーソリューションズ(株)図1 トップダウンアプローチとボトムアップアプローチ