ブックタイトル実装技術12月号2014年特別編集版
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実装技術12月号2014年特別編集版
28半導体実装 1 統合設計環境の必要性 3次元実装におけるチップ/パッケージ/ボードの設計では、それぞれ最適化されたCADを使用して専門の技術者が設計を行っており、構想段階や製造の前段階では、信号特性や電源特性、放熱手法、反り対策、最適な構造検討などを様々なシミュレーションツールを使って、それぞれの専門家が行っている。 一つの目的を達成するには、様々なツールを使用して、たくさんの協力者に依頼する必要がある。また、依頼する側は、目的の製品をトータルで確認する必要があり、構想設計から詳細設計に至るそれぞれの要所で、依頼案件の確認・承認を行うが、3 次元実装の技術が進むと、システムの回路や構造がより複雑になり、確認を行う工数の増加が予想される。 従来は、プリント基板に完成された部品(デバイス)を配置・配線し、それを検査・承認後、一次試作、二次試作などを経て製品が完成していたが、開発期間の短縮や低コストを実現するために、チップ/パッケージ/ボード、それぞれ専門の技術者が連携し、協調して設計を行う必要があり、それを取りまとめる依頼者側の負担が増加傾向にある。 その負担増加を軽減する最良手段として、各種専用CADから出力されるチップ/パッケージ/ボードの、それぞれ互換性の無いデータを取込み、確認や承認するために『3次元ヘテロジニアス・パスファインディング』に特化した機能を装備し、各シミュレーションツールとのインタフェースがとれる、統合設計環境が必須になってくると思われる(図1)。3次元実装統合設計環境におけるCAD/CAM融合ソフトウェア『START』(株)ファースト / 斉藤 和之図1 『START』を軸とした3 次元実装統合設計環境