ブックタイトル実装技術9月号2014年特別編集版

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概要

実装技術9月号2014年特別編集版

13多様なニーズに対応するプロダクションモジュラ『NPM-D3』、モジュラマウンタ『AM100』部品搭載技術しつつ、さらなる機能向上にも取り組んでいる。1.高生産性と高精度の両立 (1)新開発の軽量16ノズルヘッド、新高剛性架台およびマルチ認識カメラの組み合わせ(図1)により、生産性を20 % 1)向上した。最高タクト84,000CPH2)の高速実装が可能で、圧倒的な生産性を生み出す。(2)装着精度を優先した実装を行うことが可能で、高い生産性が要求されるチップ部品実装においても装着精度± 25μm3)の実装が可能。また、030154)チップ部品実装にも対応する。2.大量生産から小ロット生産まで柔軟に対応 (1)前後のレーンで、同一機種の基板を生産することで、大量生産に対応可能であるだけでなく、前後のレーンと前後のヘッドを独立して動作させることにより、レーンごとの異品種独立実装を行い、小ロットの生産にも対応可能。 (2)前後のヘッドを独立して動作させる独立実装モードと、前後のヘッドを同一機種の生産に使用する交互実装モードとの組み合わせが可能で、これらを同一ライン内で組み合わせることにより、異品種基板生産時の部品点数違いによるラインアンバランス解消にも対応が可能。3.優れた機能群により、 実装ラインの生産性を トータルサポート (1)新開発のマルチ認識カメラは、高い生産性を維持しながら、2D認識および3D認識5)が可能で、立ち吸着、厚み検出、表裏反転検出、リード浮き検出、ボール欠落検出など、実装品質の安定化に貢献する。従来のカメラの機能は、ラインセンサ、バーティカルラインカメラ、3Dセンサの3 つに分かれていたが、新開発のマルチ認識カメラは、これら3 つの機能を統合した構造となっている。 2D認識機能を有するタイプ1、2D認識機能と部品厚み検出機能・表裏反転検出機能6)を有するタイプ2、3D認識機能5)を有したタイプ3から選択可能であるだけでなく、購入後のタイプ1 →タイプ2 →タイプ3 へのアップグレードも可能となっている。 従来の2Dセンサでは、小型リード付き部品の反転の識別ができなかったが、マルチ認識カメラのタイプ2、タイプ3では、リードの高さが検出できるため、小型リード付き部品の表裏反転を識別し、反転部品の誤実装を防止する(図2)。また、マルチ認識カメラのタイプ3では、QFPのリードパナソニック ファクトリーソリューションズ(株)図2 マルチ認識カメラタイプ2/タイプ3 表裏反転検出機能(小型リード付き部品)図1 NPM-D3 進化ポイント