ブックタイトル実装技術6月号2014年特別編集版

概要

実装技術6月号2014年特別編集版

6■ハイエンド・ハイブリッド　光学式外観検査装置『YSi-V』　デュアルレーン生産ラインにも対応する高速検査性能と不良品を確実に捉える検出能力、そして、虚報がきわめて少ない高信頼性をあわせもった、新型のハイエンド・ハイブリッド光学式外観検査装置（写真1）。　新開発の12メガピクセル高解像度カメラ＆高画素対応テレセントリックレンズや高速画像処理技術による2次元検査、高さと傾斜面を一括で検査できる新3 次元検査（写真2、写真3）、独自の撮像技術による4方向アングルカメラの機能を1 台に搭載でき、従来比2 倍以上の検査能力を実現している。　また、「フルHD 液晶タッチパネル」「プハイブリッド光学式外観検査装置、他ヤマハ発動機（株）PRログラミングナビゲート」「新文字認識アルゴリズム」などの新機能により、操作性も大幅に向上。さらに、表面実装機・印刷機・検査装置など、実装設備のフルラインナップメーカーである同社のアドバンテージを活かし、実装装置と検査装置を通信連携してリアルタイムに検査結果をフィードバックすることが可能で、不良の発生を最低限に抑えて実装ライントータルでの性能向上とスムーズな運用に貢献する製品となっている。　　　　　　　　　 　　　　　　　＜請求番号 F7001＞■高性能コンパクト印刷機『YCP10』　コンパクトサイズながら大型基板に対応するとともに、幅広いマスクサイズに対応できる汎用性を確保し、さらに、上級モデルのハイエンド印刷機『YSP』と同等の高精度及び高い印刷品質を織り込んだ、高性能でコンパクトかつコストパフォーマンスに優れるグローバル仕様の印刷機として開発された新製品の高性能コンパクト印刷機（写真4）。　同社独自の3S（Swing SingleSqueegee）ヘッドやマスク吸着機能を標準装備し、業界最高クラスの繰り返し位置決め精度5μm［（3σ）±0.005mm］を達成。また、サーボ搬送などの採用によって、印刷ラインタクト13.5 秒（通常印刷・同社最適条件）と現行機比約12 ％の高速化を実現している。　加えて、スキルレスで直感的に基板と印刷マスクの位置合わせが可能な「グラフィック目合わせ機能」により、段取りの負荷と時間の軽減に貢献する他、タブレット感覚で簡単に操作できる「タッチパネル」、グローバル展開を視野にCEマーキング（※）にも標準で対応するなど、扱いやすさも向上している。（※）CEマーキング：欧州地域で設置使用する機器に必要な安全規格の代表名称　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜請求番号 F7002＞（写真1）『 YSi-V』（写真2）3D 検査の画像。C0201（mm）極小部品（写真3） 3D 検査画像（基板全体）（写真4）『 YCP10』