ブックタイトル実装技術4月号2014年特別編集版
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実装技術4月号2014年特別編集版
スマホメーカーはスマホの大画面化やELや曲面液晶の使用など、わかりやすいところでの高付加価値、高価格化を狙った製品を出し始めています(図4)。 しかし、スマホの画面をあまり大きくしてしまうと、携帯電話としての基本機能の使いにくさや、小型タブレットとの競合など、新しい問題も出てきています(表1)。Appleは昨年、スマホとタブレットを64ビット化しましたが、Androidは64ビット化されていないため、スマホ各社は64ビット化による大幅な機能強化ができない状態です。報道によると、今年、バルセロナで行われた世界最大の携帯機器の展示会であるMWC (Mobile WorldConfarence)2014 では各社、驚くほどのスマホの新機能は現れなかったとのことです。 このため、新しい市場を開発しようと、めがねや時計といったウェラブル機器の開発がさかんですが、まだ決定的な製品はできていません。3. 新興国のタブレット、 スマホの市場 新興国でのスマホのマーケットは異なります。まず、これらの国は1st 携帯としてのスマホ市場です。本来であれば、携帯電話でも充分なユーザーがいきなりスマホを導入するケースです。これは、中継局に大容量で効率の良い高速デジタル方式を使い、通話も高速パケットにしたほうが効率が良くコストも安いからです。スマホの普及率は低く、人口も多いので、マーケット規模は膨大なものがあります。 この市場を握るのは価格です。機能は、通話、メール、インターネット閲覧など必要なものだけに絞り、いかに価格を抑えられるかがキーになります。インドのスマホメーカー、マイクロマックス社は70ドルのスマホを販売して大きなシェアを取っています。インドでは、サムソンのスマホの価格はこの1.5 倍もしています(日本経済新聞 2月11日。図5)。 アメリカのモジラ(Mozila)社は2 月23日にスペインのバロセロナで開催された携帯電話のコンファレンス「モバイル・ワールド・コングレス」の事前記者会見で25ドルスマホの開発を発表しました(読売新聞 2月25日。図6)。これは、同社が開発した。軽い図5 70ドルスマホ表1 スマホと小型タブレットの競合図6 25ドルスマホ前田真一の最新実装技術 あれこれ塾53図3 スマホ・マーケットは飽和(MM総研(http://www.m2ri.jp/index.php)資料)図4 付加価値を増やす努力曲面Display(Samsung) 6.4" 大画面Display(Sony)