ブックタイトル実装技術2月号2014年特別編集版
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実装技術2月号2014年特別編集版
44法を記述する。3. 測定方法について 最初に、PC と本体をUSB 接続し、測定ヘッドの選定するため、図3 の各種設定領域にある「ロガーへの接続」、「校正ファイルオープン」ボタンを使用する。以下、測定方法について順に記述する。(1) 図3 の各種設定領域にある 「ファン供給電圧」を入力する。入力値は上方に表示されている「ファン電圧有効範囲」を参考にして、その範囲内でできるだけ広範囲に均等に変化させる。たとえば、ファンはM サイズのもので、電圧は4 ~12V の有効範囲となっている場合、「12」とキーボードから入力した後に「サンプル開始」ボタンをクリックする。(2) 最初の測定のサンプリングを開始すると、右上半分のグラフ領域「温度変化Δ T(= T1 - T0)の変化」に表示される。電子部品の発熱量やファンの電圧によって異なるが、約2~3 分程度でグラフが一定の値に漸近する。十分に一定になったと判断したら、画面左端中央の「取り込み」ボタンを押す。(3) 左下のグラフ領域と、右下半分の表形式の領域の最上段に、サンプリングした結果が順次表示される。ここでは「ファン供給電圧」として「12」→「10」→「8」→「6」→「4」ボルトと連続して測定している。(4) 上記の(1)~(3)を複数回繰り返す。事例のように「ファン電圧有効範囲」をできるだけ広く均一にカバーすることで精度の高い結果を得ることができる。その際、サンプリングの回数や正確さは、左下グラフ領域の「電圧-ΔT(取込済みデータ)」から判断できる。複数回数のサンプリング結果において大きく誤差を含むために逸脱した結果が存在すると判断される場合には、左下半分の表形式の測定データの表示領域において該当する「行」を削除することが可能である。逆に不足している場合には測定を追加することも可能であり、図4 に示すように、「12」→「10」→「8」→「6」→「4」ボルトの測定後に、追加して→「12」→「10」まで実施した事例である。(5) 事例では全7 回の測定後に、サンプリングを終了すると判断した場合には、「熱量計算」ボタンをクリックすることで、左下端の「計算結果」において、発熱量の測定結果が表示される。ここには、測定結果から推定された発熱量として「Qg(平均)」が表示される。(この事例の結果では発熱量図4 測定画面の事例