ブックタイトル実装技術2月号2014年特別編集版

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概要

実装技術2月号2014年特別編集版

17デジタルカメラによる高倍率、高精細画像撮影システム検査技術(株)オプトハイテック・早稲田大学プタが必要である。 OPT-HI及びHVレンズは、製作の容易さ、及び価格も考え、1枚レンズ構成にしたため、すぐれた被写界深度特性にかかわらず、多少の色収差は否めない。ただ、通常の精密測定では、単色光か白黒を用いることが多いので差し支えないと思う。問題と考えられる場合には、図9に示すように、色収差のほとんどないLLW100複合レンズを用いるか、深度は多少浅くなるが、小見出し3の1に示した方法を使えば、デジタルカメラに入射する光束の原理から、色収差はほとんどなくなる。   水質汚染などの   撮影例 著者は、大学の卒論研究などで、環境汚染、水質調査などの目的で、河川、海の微生物をデジタルカメラで高倍率化観察し、可視化する方法を指導した。通常の方法では、水中の微生物を照射した場合、明るいライトがセンサにはいるので、微生物を直視することは難しい。従来の方法は光散乱による透過光強度などを測って汚染度を観察しているが、本質的な汚れか、微生物かどうかは判断できない。図はサンプル採取現場で手持ち撮影を可能にするため、特に開発した装置で、乾電池駆動する。 図12 内の左端の装置を使用し、透明な容器に沼の水を汲みデジタルカメラで撮影した。その右は、「みじんこ」の拡大の動画を、静止画に分解したもの。右端は外形φ 2の非球面マイクロレンズを防水加工して筒に取り付けたもので筒の反対側に光ファイバを差し込む。同図右端はその光ファイバ端の伝達画像を、当4図11図12表2 レンズの解像度a)OPT- HIレンズb)OPT- HVレンズ