ブックタイトル実装技術10月号2013年特別編集版
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実装技術10月号2013年特別編集版
7■基板外観検査装置(AOI) 『Sherlock-300シリーズ』 (株)レクザムは、40年以上にわたって実装基板の開発製造を事業の柱としている。その一方で、眼科医療用検査機器の開発製造も20年以上前から行なっており、今では世界で高い評価を得ている。 同社では自らが製造する実装基板において最重要視している品質管理・検査体制を実現するために、眼科医療用検査機器の分野で培った光学・画像処理・メカトロ技術をふんだんに盛り込んだ基板外観検査装置(AOI)を開発し、販売しているが、このたび、SMD部品のリフローはんだの前後の検査に有効なAOIとして新たに『Sherlock - 300 シリーズ』を開発。発売以来、高い評価を受けている。 そして同社では『インターネプコン2013』において、新開発のAOIである『Sherlock-300 シリーズ』の3 モデルを出展した。 この『Sherlock-300 シリーズ』は、『Save Cost』『Smart』『Speedy』『Silent』『Slim』の『5S』をテーマに開発され、心臓部の光学系(カメラ、レンズ)すべてを自社開発した製品で、 ①インライン、 ②コンパクトバッチライン 、③セッティングフリーという3 役を1台でこなすマルチAOI である。 自社のロボット開発で培われた技術をベースに新規開発したX - Y2 軸高速メカニズムの採用によって高速撮影を実現しており、カメラの動きも実に静かで滑らかなものとなっている。 また、はんだ検査についてはRGB照明による新検査アルゴリズムを採用し、高速かつ確実な検査を実現。部品検査には、太陽光により近い3段電球色LED照明を採用し、色再現性に配慮するなど用途に合わせ最適化されている。 使いやすさも追求されており、21.5インチのタッチパネル液晶ディスプレイを前面に配置、さらにアイコンを多用するなど、通常の検査はタッチパネル操作だけですべてが行なえる。 AOIの導入にあたっては、高性能を引き出すための検査データ作成をいかに簡単に行えるかがポイントの一つとなる。『Sherlock-300 シリーズ』では、マウンタデータの簡単処理やプリインストールライブラリを使うことで、検査データ作成をアシストしている。 新開発の小型ローダ/アンローダを搭載したコンパクトバッチライン型は、1人で3台までの多台持ちが可能。また、従来卓上型と呼ばれたモデルであるセッティングフリータイプは、前面の扉を開け閉めすることなく基板の自動検基板外観検査装置(株)レクザムPR写真1 Sherlock-300I(インラインタイプ)写真2 Sherlock-300B(コンパクトバッチラインタイプ)写真3 Sherlock-300F(セッティングフリータイプ)査を可能にするなど、効率化への新たな工夫を織り込んでいる。 さらに、本体幅を620mm に収めているなど、電子機器製造が本業であるからこその新提案を盛り込んだ、高性能、かつ使いやすさとコストパーフォーマンスを追求したAOI となっている。 主な仕様は下記の通り。●分解能:最大14μm/pixe(l 標準レンズ:20μm/pixel)、●検査速度:50cm2/sec、●検査基板サイズ:50 × 50 ~330× 250mm、●主要検査項目…○はんだ検査:過多、過少、未はんだ、はんだフィレット、ぬれ、ブリッジ、はんだボール、○部品検査:色、カラーコード、文字認識、部品有無、位置ずれ、立ち、極性、異物、反転、●カメラ:CMOS センサ、●装置サイズ:W620 × D758× H1,294mm、● 搬送部高さ:900± 50mm、● 重量:178kg、● 電源:AC100~230V、●エア:0.5MPa 5L/min.(ANR) <請求番号 K7003 >