ブックタイトル実装技術10月号2013年特別編集版
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実装技術10月号2013年特別編集版
56 最近、いわゆる『海外ドラマ』を観ることが増えました。中でも好きなのが刑事もの。特徴的な主人公が、相棒と共に難事件を解決する、というパターンのものが気に入っています。おかげで、映画を観る回数が(劇場、DVD ともに)減ってしまいました。 (編集部A)1位:特集 設計・シミュレーション(45%)2位:特別レポート セイコーエプソンの『ものづくり歴史館』 ~歴史を変えた製品たち~(40%) 今回もたくさんのご意見・ご感想を頂戴しました。誠にありがとうございました。 6 月号の本誌でもっとも反響が大きかったのは、『特集 設計・シミュレーション』でした。「業務での必要上、興味深く読んだ」「トレンドを知る上で参考になった」などの感想をいただきました。 2 位の、『特別レポート セイコーエプソンの『ものづくり歴史館』~歴史を変えた製品たち~』については、「同社の歴史がわかって面白かった」「同様の記事を今後も掲載してほしい」などの感想をいただいております。Q1. 今月の記事の中で最も良かったものを教えてください。●電子部品のウィスカ対策 ●角チップの各サイズ別使用実績とダウンサイジング化●電子部品メーカーが直面している問題点(大震災の影響や、その後の復興に伴う動き、現状など)●電子部品の技術動向Q2. 10月号の特集『電子部品技術』に関して 取り上げて欲しい製品や技術を教えてください。10●編著: 廣田 幸嗣●共著: 三原 輝儀、 吉本 貫太郎、 菅野 雄一郎、 丸山 渉●発行: 森北出版●定価: 本体3,400 円+税7月号・読者アンケート結果発表! 重電中心、というこれまでのイメージから、軽電への応用が広がったことで、一般消費者にとってもより身近なものになったパワーエレクトロニクス。その技術の採用の拡大に伴って急務となるのがエンジニアの養成であるが、その技術の習得は難しい、とされている。 本書は、『実力が身につく基礎理論から設計実務までの体系的知識』という副題をもった、『グリーンパワー応用分野を中心としたパワーエレクトロニクスの回路設計技術をわかりやすく解説』した1冊である。 『パワーエレクトロニクスの全体像を把握するため、技術動向と、再生可能エネルギーで重要となる電力の貯蔵・伝送について概観』した第1章に始まり、第2章では『パワー半導体デバイス』、第3 章では『パワーエレクトロニクスに共通する回路設計の基盤技術』が取り上げられる。さらに、第4章は『スイッチング回路と各種の電力変換回路の設計』が、第5章では『電気自動車などのモータ駆動技術』が解説され、以降、『代表的な電源装置について、回路設計の要点を設計手順に従って体系的に説明』した第6章、『より高度な設計をするため、あるいは開発で遭遇するトラブルに対処するための、半導体工学や信頼性工学の基礎知識』が解説された第7 章、と続く。 その内容の丁寧さに加えて、本書中に登場する基本回路各部の電流・電圧・電気波形や周波数特性を確認できるように、フリーソフトLTspiceの回路モデルが用意されたURLが紹介されているのも特徴である。設計実務の視点に立った、実践的な本である。技術者のためのパワーエレクトロニクス回路工学