ブックタイトル実装技術10月号2013年特別編集版

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概要

実装技術10月号2013年特別編集版

39を瞬時に検索したい、との強い思いがあったからで、このPDICWを応用すれば『氏名』を瞬時に検索ができると考えたのである。そしてこれを実際に使ってみると瞬時に検索結果が出たので、大きな衝撃を受けたものだった。 次にソフトウェアの概要について紹介するが、その詳細については書籍も刊行されているので、関心のある方は参考にすることをお勧めしたい1)。3.電子辞書ソフトウエアのPDICWの概要 PDICW のソフトウエアは、http://homepage3.nifty.com/TaN/pdic-download.html から、図1 に示すように『Personal Dictionary for Win32 Version 4.87』のファイルのダウンロードが可能である2)。 ダウンロードファイルは『PDICW32-4.87-setup.exe』で、これをクリックして起動すれば、PDICW32 のソフトウエアがインストールされ、デスクトップ上にできたアイコン(Personal Dictionary for Win32)をクリックすると電子辞書が開く。最初は図2のようなサンプルの辞書(708語が登録されている)の画面が開く。 以下、画面の項目ごとに解説する。■検索する単語の欄 単語 (Word) の欄があり、ここに検索したい単語を入力する。たとえば、『take』と入れてみると、ほぼ瞬時に図3 の画面が現れ、takeに関係する用語が表示される。辞書グループに16 個のファイルまで保存ができ、その全てのファイルを対象にして検索することになる。 最初は、このサンプルの辞書しかないので1 つのファイルからの検索結果となる(空のuser.dic のファイルが用意されており、これに新規に、たとえば『名前』などの登録に使用することができるし、新しい辞書ファイルの作成も可能である)。 また、『take』の最初の文字の『t』を入れると同時に検索がかかり、図3のような結果となる。実に早い検索速度である。Tだけでtakeに関する用例が一覧表示されるのである。 このソフトは自ら電子辞書を作成できるので、上記のような方法で、名刺から名前、所属団体名、住所、連絡先等の情報を入力して『自分の辞書』を作成すれば、前述のように検索が可能となる、というわけである。■検索した結果を表示する欄 ?No.、属性、見出語、発音記号、レベル、訳語/用例などが表示される ?この表示される内容は設定を選べば、変更ができる(不要なものは表示しないように設定が可能)■検索してない用語の場合 ?もし、検索して用語がない場合には、その用語をそのまま登録すればよい ? たとえば、図4 に示すように『ABC』と入れて表示されなければ、ABCを入れた後、エンタキーを押せば空白の訳語の欄が表示されるので、ここにABCの意味を表す『初歩』を入れてエンタキーを押せば辞書に登録される。登録した内容も簡単に削除もできる。図4の例では、用意された『user.dic』に登録するようになっている。いろいろな辞書を用意しておけば自由に好きな辞書に登録することができる■辞書はPDIC形式の辞書で拡張子は.DIC ?新規の用語をいれて登録していくとPDIC形式の辞書となる ?PDIC形式の辞書をテキストファイル形式に変換することも可能なので変換して他の用途に利用もできる ?逆にテキストファイルから変換してPDIC形式の辞書の図4 辞書登録作成もできる図3『 take』の用語を入れた結果の表示