ブックタイトル実装技術9月号2013年特別編集版

ページ
21/34

このページは 実装技術9月号2013年特別編集版 の電子ブックに掲載されている21ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

実装技術9月号2013年特別編集版

19モジュール型高速多機能装着機『NXTⅢ』部品搭載技術富士機械製造(株)7ルによるところが多く、作業遅れ・ミスによる生産停止に直結するため、迅速かつ正確に行わなければなならい。そのため、長時間のオペレータ教育と経験が必要となり、それだけの人員を確保し続けるのに苦慮することもある。 当社では、スプライス作業を自動的に行うことができる『オートスプライスユニット』(図5)を開発している。 このユニットは、両側からテープを挿入するだけで、自動的にテープスプライスを行うことが可能で、単純な操作で短時間でスプライスを完成させることができるため、高いスキルを必要としない。 また、一度に多くのテープルスプライスが必要となる『部品補給ラッシュ』も、当社が提供するアプリケーションによって、その発生時間帯を事前に知ることができる。その時間帯だけ、他の作業を行なっているオペレータを現場に集合させ、誰でも正確・確実にスプライスできる『オートスプライシングユニット』を使用すれば、部品補給ラッシュがあったとしても、最低限の人員でこなすことができる。 一方、テープ部品のフィーダへの装填作業も自動的に行う『リールローダ』(図6)も開発している。次生産の段取り替え準備のため、多くのリールの掛け替えをこなさなければならない時でも、この自動化ツールによって短時間で正確に行うことができる。 特に、次生産に使用する部品の所在を確認するだけでも大変な手間を取るが、当社では、PDA端末を使用し、手元でその時に必要な部品のありかを参照できるシステムも提供している。これを用いれば、次生産への準備時間を最低限にすることができ、短時間でセットアップがすることができる。2.メンテナンス作業 生産ラインを継続的に高稼働率で運転させるためには、メンテナンスが不可欠である。特に、実装機の故障原因の約6割が、装着ヘッド・ノズルが中心である(当社の調査データより)。ただ、これらの作業も、十分な教育が必要で、しかも、正確かつ短時間でこなさなければならない。 当社では、装着ヘッドのメンテナンスについては『オートヘッドクリーナ』(図7)を用意。また、ノズルのメンテナンスには、『ノズルクリン』(図8)を開発している。 また、装着ヘッド・ノズルの使用頻度・使用状況・エラー発生状況を逐次集計をし、自動的に必要なユニットに対して、メンテナンス予告をするシステムも提供している。これらのユニット・システムを導入することによって、より的確に、必要な時期に必要な部材のみを、短時間で正確にメンテナンスすることができるなど、最小の人員のより効率的な生産活動を行うことができる製品となっている。   まとめ 今回は、当社の新開発装着機『NXTⅢ』の特徴を紹介した。当社では今後も、変化する実装業界やユーザーニーズに的確に応えた、機能開発を進め、技術を提供していく。図5 オートスプライシングユニット図6 リールローダ図7 オートヘッドクリーナ図8 ノズルクリン