ブックタイトル実装技術8月号2013年特別編集版
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実装技術8月号2013年特別編集版
57 活発な金融証券市場に牽引されて、実態経済も回復が始まっているといわれるが、エレクトロニクス産業は依然として低迷が続いている。米国メーカーが世界業界をリードしている半導体産業は縮小が続いており、4 月の出荷額はこの1 年での最低を更新した。EMS産業の出荷も底に張り付いたままである。大型コンピュータを含む産業用電子機器は、4月になって若干の増加傾向が見られる。4月の北米プリント配線板産業のB/B レシオは、前月から0.02 ポイント上昇して1.10となった。これで5ヶ月連続の上昇である。4月の出荷額は、前月比で9.9 %の減少となっているが、これは四半期の最初の月であることによる季節要因の範囲である。しかしながら、前年同月比で比べた出荷額は7.0%の減少となっており、長期的な観点でみれば、市場の縮小傾向が続いているといえる。一方4 月の受注額は、前月比で14.3%の減少であるが、前年同月比では7.2%の増加となっている。北米プリント配線板需給動向 2013年4月台湾プリント配線板生産実績 2013年4月 昨年末から毎月のように大きく上下してきている台湾のプリント配線板の出荷額であるが、4 月は前月比で微増となっており、安定してきているといえる。前年同月比で見てもプラス成長となっており、合計出荷額はかつてのピーク値にもどりつつある。ただ、台湾のリジッドプリント配線板メーカーにとっての最大の顧客であるPC業界の見通しに不透明感が広がっていることから、下期の需要予測には慎重になっている。サブストレートメーカーも、半導体メーカーの生産が低迷しているために、不透明感が広がっている。一方、フレキシブル配線板の需要はまだ回復途上の状況であるが、主要用途であるスマートフォンやタブレットPCの市場が堅調であるために、主要メーカーは強気の需要予測をたてている。大手メーカーの一部では、今年中に製造の能力を拡大させる計画で、台湾や中国本土の工場での新規設備投資を実施し始めている。1.41.31.21.11.00.90.80.70.60.50.413/0113/0313/0412/0512/0612/0712/0812/0912/1012/1112/1213/02 ■北米プリント配線板B/B値 40,00035,00030,00025,00020,00015,00010,0005,000013/0213/0312/0512/0612/0712/0812/0912/1012/1112/1213/0113/04■台湾プリント配線版生産額(台湾の上場メーカー)生産額(百万NT$)年/月TPCA統計資料より作成リジッド フレキシブル