ブックタイトル実装技術8月号2013年特別編集版
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実装技術8月号2013年特別編集版
341.はじめに 近年、中国生産を強化している製造業において、中国での人件費の高騰が深刻な問題になっている。実装の現場においても直接作業者の人件費高騰の影響は大きいが、設備のチョコ停対応や品質リスク対応(目視確認)のために、直接作業者の削減は難しいのが実態である。 本稿では、高度化する実装設備の機能を活用することで、直接作業者の作業を低減し、生産性を向上させる取り組みについて紹介する。2.設備情報を活用した課題把握 当社の実装ラインは変種変量生産を特徴としており、少種大量生産ラインに比べて装着時間(正味実装時間)は少なくなる傾向にある。このような生産形態において、無駄な時間を減らし、正味実装時間を確保する取り組みは特に重要である。 表1、表2に当社の実装設備から収集した生産情報、品質情報の一例を示す。 生産情報を見ると、後工程待ち時間、異常復帰時間が多くの割合を占めていることがわかる。後工程待ち、異常発生オムロン(株)/ 加藤 忠彦表面実装ラインの生産性改善に向けた取り組み表1 実装設備から得られる生産情報の一例表2 実装設備から得られる品質情報の一例