ブックタイトル実装技術7月号2013年特別編集版
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実装技術7月号2013年特別編集版
53 3月の出荷は前月比で20% の大幅増となった。受注額も22.2%の増加である。B/Bレシオも0.02ポイント改善して1.08まで上昇した。しかしながら、これは2 月の落ち込みに対する反動の可能性が高い。前年同月比で見れば、出荷額が2.1%、受注額で2.3%の減少となっている。また第1四半期の累計を前年同期比で見ると、出荷額が4.4%、受注額が5.1%の減少で、長期縮小傾向が続いていることがわかる。日本と同様に、最近の米国の金融市場や 台湾プリント配線板の出荷額は、昨年末から毎月のように大きく上下しており、2 月には前月比で26 %という単月では記録的な大幅減少となった。一方、3 月は23%以上の大幅増加となり、2 月の落ち込み分をほぼ回復したことになる。リジッドプリント配線板、フレキシブル配線板、いずれも大きく上昇している。2 月はパーソナルコンピュータ関連の需要が調整局面に入っていたところに、旧正月休暇の創業停止の影響が加わり、一時的な大幅落ち込みになった株式市場は活況を呈しているが、プリント配線板産業にとっての需要家であるエレクトロニクス産業は低迷が続いており、回復の兆しさえ見えない状況である。EMS メーカーの出荷額は9 ヶ月連続で減少し続けており、半導体、産業用電子機器、大型コンピュータの出荷は、下落傾向は止まったものの、底に張り付いたままで、これから回復へ向かうのか、それともこれが一時的な踊り場状態でさらに縮小へ向かうのか、予断を許さない状況である。ものと考えられる。一方で、主要需要家である台湾の民生用電子機器の市況の回復は遅れている。パーソナルコンピュータ以外でも、薄型液晶テレビ、デジタルカメラなどの大型商品の市況は低迷しており、大手メーカーは、本格的回復が第3 四半期以降になると予測している。これからしばらくは不安定な需給バランスが続くものと考えられる。北米プリント配線板需給動向 2013年3月台湾プリント配線板需給動向 2013年3月1.41.31.21.11.00.90.80.70.60.50.413/0113/0312/0412/0512/0612/0712/0812/0912/1012/1112/1213/02■北米プリント配線板 B/B値40,00035,00030,00025,00020,00015,00010,0005,000013/0212/0412/0512/0612/0712/0812/0912/1012/1112/1213/0113/03■台湾プリント配線版生産額(台湾の上場メーカー)生産額(百万NT$)年/月TPCA統計資料より作成リジッド フレキシブル