ブックタイトル実装技術7月号2013年特別編集版
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実装技術7月号2013年特別編集版
17GHz時代に対応する最先端プリント基板設計とシミュレーション技術設計・シミュレーションメンター・グラフィックス・ジャパン(株)5考えると現実的にはとうてい不可能といえる。そこで、長い間のノウハウの蓄積に基づいた基板のチェックを行い、放射が多く出そうなパターンを事前に直しておくことで、EMCの多くの問題を解決できる。このような作業も、HyperLynx DRC を使うことで完全な自動化が可能で、検査対象とするオブジェクト(たとえば、クロック配線とすべての差動配線のみ、あるいはグランド/パワープレーンに対してなど)を自動で抽出し、それに対して必要なルールで確認することにより、擬似エラーが非常に少ない良質な警告レポートが作成できる。 問題のありそうな箇所をすべて修正することは、時間やコストの点で無理がある。しかしその場合でも、警告レポートと実基板からの放射を突き合せることにより、次の試作の際に直すべき部分を効率的に決定できる(図8)。 まとめ メンター・グラフィックスでは、高品質な設計をサポートするツールでありながらも、設計者や解析技術者が手軽に簡単に使えるように、ファイル変換プロセスの極力排除し、ウィザードによる簡単設定、デザインキットやテンプレートによる『すぐに使える』対応をしている。今後も、最高性能のシステムを簡単に使えることを目標に努力していく。図8 EMCチェックの結果レポート。HTML 形式なので、WEBブラウザをレビューに利用可能図7 オートチューニング実施前(左)と実施後(右)