実装技術5月号2013年特別編集版

実装技術5月号2013年特別編集版 page 24/38

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38整。さらに焼成雰囲気を制御することで、Cu 粒子表面の酸化物を除去しながらの焼成が可能で、粒子間の良好な焼結性を実現。Agペースト電極と比較して、① Cu の原料費がAg の1/100であるためペースト価格を格段に....

38整。さらに焼成雰囲気を制御することで、Cu 粒子表面の酸化物を除去しながらの焼成が可能で、粒子間の良好な焼結性を実現。Agペースト電極と比較して、① Cu の原料費がAg の1/100であるためペースト価格を格段に低減可能、②電気抵抗率は3μΩ・cmで、Agペーストより低い抵抗値が得られる、③低温焼成により焼成時の電力コスト低減が可能、④配線形状の垂れを抑制できるためシャドウロスを改善できる、などの優位性がある。 ジャパンプローブ(株)は、水や油などの接触媒質を使用せずにリチウムイオン電池の非破壊検査ができる非接触/空中伝搬超音波検査装置『NAUT21』の展示を行っていた。 同製品は、リチウムイオン電池内に超音波を透過させ、その透過量を測定することにより、リチウムイオン電池内部の均一性を検査することができる。空気層の有無/電解液の浸透度合い/ゲル化度合い/電池周囲のラミネートフィルム部の接着/リチウム析出の評価といった検査が対象項目になっている。 日本電子(株)は、豊富な機能を装備するとともに、より直感的な操作を実現する卓上走査電子顕微鏡『JCM-6000』の展示を行っていた。 同製品は、分かりやすい操作画面に加え、タッチパネルでさらに直感的な操作を実現。高真空/低真空モードの切り替えが可能で、使用により様々な角度から試料を観察できる。迅速な装置の立ち上がりや、高真空/低真空モードの切り替えもワンタッチで迅速に行える。同社製ドライSD検出器を採用し、SEM観察時はいつでも分析可能な状態になっている。 レーザーテック(株)は、独自のリアルカラーコンフォーカル光学系技術と専用窓付きセルの開発により、充放電中におけるリチウムイオン電池の電気化学反応進行分布の観察と定量化を実現する電気化学反応可視化コンフォーカルシステム『ECCS B310』の展示を行っていた。 同製品は、独自光学系の採用により、ガラス面/電解液の影響を受けない高精細カラー動画観察を実現。デンドライト高さ計測などの3 次元計測が可能で、専用ソフトウエアにより電気化学反応による状態変化と充放電カーブを時系列でマッチングさせた充放電解析ができる。 (株)堀場製作所は、「トラブルが起きたらその場で解決したい」「取扱説明書を見るのは面倒」「電極のスタンドは結構使いづらい」など、様々なユーザーニーズから開発した卓上型pH・水質分析計『F-70 / DS-70シリーズ』の展示を行っていた。 同製品は、静電容量式タッチパネルを採用することでストレスフリーな操作感を実現。操作ボタンを必要最小限に集約し、表示の切り替えは指先で画面をスライドするだけと簡単。校正のタイミングを数値とグラフで可視化した校正アシスト機能を搭載。本体にユーザガイドを内蔵し、正確な測定とメンテナンスをサポート。独立型のフリーアーム式電極スタンドは、上下/左右と自由自在で、伸縮シャフト採用のロングタイプ電極スタンド(オプション)なら大型ビーカにも対応できる。 エア・ウォーター・ベルパール(株)は、工場空気を原料にして簡単に窒素ガスを発生できるPSA式窒素ガス発生装置『BELLSWING BPNタイプ』の展示を行っていた。 同製品は、高性能吸着材により従来比平均50%の小型化を実現し、わずか42cmの隙間があれば設置を検討できる。小さくても窒素ガス量は従来品と同じで、窒素コスト削減や省エネが必要な現場で利用することができる。ユーザーニーズに合わせた仕様を選定でき、食品/薬品/化粧品、はんだの酸化防止や濡れ改善、金属熱処理、樹脂成形時の酸化防止/品質向上、化学反応抑制ガス、爆発防止ガス、脱酸素水製造などの分野に利用が可能。電気化学反応可視化コンフォーカルシステム『ECCS B310』卓上走査電子顕微鏡『JCM-6000』卓上型pH・水質分析計『F-70 / DS-70シリーズ』非接触/空中伝搬超音波検査装置『NAUT21』東北大学 小池研究室のブース