実装技術1月号2013年特別編集版 page 27/62
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25■低Ag ソルダペースト 『S01X7C48-M500』 低コストを実現しつつヒートサイクル耐久性を従来の鉛フリーはんだ並みに向上させた、低Ag はんだ合金使用ソルダペースト。主な特徴は、①高い耐疲労特性....
25■低Ag ソルダペースト 『S01X7C48-M500』 低コストを実現しつつヒートサイクル耐久性を従来の鉛フリーはんだ並みに向上させた、低Ag はんだ合金使用ソルダペースト。主な特徴は、①高い耐疲労特性でSAC 並みの信頼性、②部品下のボイドを低減、③連続使用が可能なため廃棄量を低減、④ハロゲンフリー規格、など。低Agソルダペースト、他(株)弘輝PR初期Sn-0.3Ag-0.7CuS01X7CSAC3051000 サイクル後写真1 写真2 はんだ付け写真1500 サイクル後搭載部品:2012R・ヒートサイクル条件:- 40 ~+ 125 ℃・各30 分・接合(シェア)強度測定:マルチボンドテスタ『SS-30WD』 (西進商事(株)製)●ヒートサイクル耐久性 一般に、低Agはんだ合金はヒートサイクル耐久性に弱点があるといわれている。新開発の低Agはんだ合金S01X7C は、Sn-0.1Ag-0.7Cu 組成に、その特性を補完する微量の他元素を添加して、優れた接合信頼性を実現している。 写真1は、3種類のはんだ合金( S A C 3 0 5 、S n - 0 . 3 A g - 0 . 7 C u 、S01X7C)の接合断面写真である。Sn0.3Ag0.7Cu は、1000 サイクル時点でクラックの発生が確認でき、1500サイクルで破断の状態となった。 SAC305 については、1500 サイクル後にわずかながらクラックの発生が観察された。一方、S01X7C は1500サイクル後もほとんどクラックが発生していない。 このように同製品は、一般的なSAC305 とほぼ同等の接合強度及びヒートサイクル耐久性などのはんだ付け性をもっている。 <請求番号 A7013>請求番号 A0715