実装技術12月号2012年特別編集版 page 39/42
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55 このところ米国の基幹産業である自動車産業や住宅建設はかなり回復してきているようにみえる。失業率は大きな改善は見られないものの、悪化する兆しは見られない。しかし、北米エレクトロニクス産業は縮小傾向が....
55 このところ米国の基幹産業である自動車産業や住宅建設はかなり回復してきているようにみえる。失業率は大きな改善は見られないものの、悪化する兆しは見られない。しかし、北米エレクトロニクス産業は縮小傾向が続いている。特に米国が得意とする大型コンピュータや航空宇宙産業の減少が目立っている。またEMS業界や半導体業界の出荷も減少傾向にあるといってよい。このように、米国プリント配線板メーカーにとっての主要な需要家といえる産業の縮小に伴い、市場環境は厳しい状況が続いている。じりじりと下がり続けていたB/B レシオはついに1.00 となり、成長が見込めないレベルに至ってしまった。その理由はフレキシブル配線板のB/B レシオが大きく下げたことによる。7 月の0.13を上回る0.16 という大幅な下落で、0.87 と一気にマイナス成長の領域に入った。もともと7、8 月は季節要因として受注が減少する傾向にあるが、今回は通常の変動幅を大きく越えている。出荷額が比較的高いレベルで推移しているので、少ない受注残を食いつぶしている形である。一方、リジッド配線板のB/B レシオは0.02上昇して、1.02といくらか戻した形になっているが、これは季節変動の範囲内といってよい。前月に比べて受注額、出荷額も増えているが、長期的にみれば減少傾向に歯止めがかかっているとはいえない。前年同月比で比べると、出荷額、受注額とも全く同じだが、年初からの累積でみると、受注が0.2 %増加しているものの出荷額では4.6%の減少で、前年に続いてのマイナス成長が濃厚になってきた。北米プリント配線板需給動向 2012年8月2001801601401201008060402001.41.31.21.11.00.90.80.70.60.50.412/0212/0312/0412/0512/0612/0712/0811/0911/1011/1111/1212/01 12/0112/0312/0412/0512/0612/0712/0811/0911/1011/1111/1212/02