実装技術11月号2012年特別編集版 page 36/52
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40ことによって、同じ生産額推移のグラフが図4のように変身する。この図を見れば、『種類別の推移』を一目で理解することができる。片面プリント配線板や両面プリント配線板が減少し、逆に多層プリント配線板やフレ....
40ことによって、同じ生産額推移のグラフが図4のように変身する。この図を見れば、『種類別の推移』を一目で理解することができる。片面プリント配線板や両面プリント配線板が減少し、逆に多層プリント配線板やフレキシブルプリント配線板などが増加していることが分かる。つまり、市場動向を簡単につかむことができるのである。 短時間で説明するプレゼンテーションにおいては、図表によって簡単に理解できるように配慮することが大切であることはいうまでもない。 ●図解 (イラスト、グラフ、図) で表現する ●強調する箇所を大きく書く ●太字で書く ●アンダーラインを引く ●『 』や ( )でくくる ●色彩をつける(黒字だけだと見栄えもよくなく、強調す る部分が伝わらない。たとえば、題名は『赤字』、本文は 『青字』という風に統一するのも手である) ここで視覚した事例として実に分かりやすい表現を紹介しよう。この資料は米国の技術者が筑波で開催されたIEEEJapan Computer Workshop の時に、当時、メインフレームの大型コンピュータからPCによる分散処理が実施されることが予想されていたため、それを分かりやすく業界動向の未来予測として使った資料である。 図5は、PCが集まればメインフレーム市場を喰ってしまいそうな分かりやすい絵で示したものです。筆者は、思わずこの絵を見て、実に分かりやすい表現であったため、発表後、発表者にコメントして発表者に1 枚のOHP(この頃の発表はスライドかOHPであった)を特別にいただいたものである。 これは実にうまい表現と感心した事例である。図化することによって一目で理解できる資料となる良い事例ではないかと思う。 もう一つ別の事例を紹介する。図6は、三角と棒の二つのみを使って、動作を示すものとして広く使用されているエレベータのドアに関する表示である。 エレベータは多くの人が利用するものであり、これは『言葉』ではなく『絵』で理解できるようにした好例といえるだろう。しかも、三角と棒の組み合わせにより、向きを変えただけで異なる動作を表現できるのである。5.図解のすすめ ●図解すれば全体像が一目でつかめ、内容がすっと頭に 入る図4 国内プリント配線板の種類別の生産規模推移(パッケージ基板は除く)