実装技術11月号2012年特別編集版

実装技術11月号2012年特別編集版 page 29/52

電子ブックを開く

このページは 実装技術11月号2012年特別編集版 の電子ブックに掲載されている29ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「電子ブックを開く」をクリックすると今すぐ対象ページへ移動します。

概要:
27性も重要な要素となります。一見すると何気ないボックスのように見えるかもしれませんが、高耐熱で熱吸収のいい材料を組み合わせて作っています。 また、電源部についても、今まではリチウムイオンバッテリを用い....

27性も重要な要素となります。一見すると何気ないボックスのように見えるかもしれませんが、高耐熱で熱吸収のいい材料を組み合わせて作っています。 また、電源部についても、今まではリチウムイオンバッテリを用いた充電式のみを採用していましたが、本製品は単4電池での対応も可能です。たとえばバッテリ不足などといった不具合が生じた際にも、代替の電池が用意しやすいため、作業にも大きな影響を与えることがありません。もちろん、従来同様にリチウムイオン充電池を搭載した形でも納品可能となっています(オプション対応)。2.各ユニットの特徴1.コアユニット=6CH温度測定 『RCM-S(SIX)』 本製品の基本となるコアユニットは、リフロー工程管理に必要な温度測定を6CHで行えるもので、従来のリフローチェッカに相当するものですが、今回は革新的な改良を施しました。 前述した高耐久性にも関わることですが、BLUETOOTHを採用したことで、コネクタを挿さなくてもデータの通信ができるため、コネクタ部が壊れにくくなっています。 加えて、熱電対NG判定を新搭載しています。これは熱電対のモニタ機能で、流す前に断線している部分が分かるというものです。 また、プロファイルを20 個までメモリすることができるようにいたしました。海外の現場などでよくあるのは、コンピュータが事務所に置かれているため、管理者がわざわざラインまで行って、それぞれのラインを往復しながらプロファイルを取る、というケースなのですが、20 個までプロファイルを取りだめできる本体であれば、その手間も少なく、事務所でまとめて引き出すことができます。2.12CH温度測定ユニット 『RCM-T(TWELVE)』 リフロー工程の評価段階では、できるだけ多くの温度プロファイルを取りたい、というご要望は多いものです。この『RCM-T(TWELVE)』はそんな声にお応えするもので、コアユニットの6CHにさらに6CHプラスすることができるユニットであり、これによって12CHの温度測定が可能となります(写真2)。3.酸素濃度測定ユニット 『RCM-O(OXYGEN)』 これは炉内酸素濃度プロファイルを測定できるもので、従来からの製品をモジュラ化しています(写真3)。吸入口からエアを吸い込み、それを内部のポンプで循環させて、O2センサで酸素濃度を測るという機構です。それを時間軸と共にメモリしていき、それを最終的にプロファイルします。4.風速測定ユニット 『RCM-W(WIND)』 風速ユニットも、従来の製品をモジュ写真2写真3