実装技術8月号2012年特別編集版 page 14/48

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12デジタルマイクロスコープ（株）キーエンスPR■デジタルマイクロスコープ　『VHX』シリーズ　レンズ・カメラ・映像エンジンをすべて自社設計としたことで理想的なチューニングを実現し、高解像度と高い被写界深度....

12デジタルマイクロスコープ（株）キーエンスPR■デジタルマイクロスコープ　『VHX』シリーズ　レンズ・カメラ・映像エンジンをすべて自社設計としたことで理想的なチューニングを実現し、高解像度と高い被写界深度を両立する超深度観察や、光学では見えないものをボタン一つで浮き上がらせる超解像観察など、高レベルな観察を実現したデジタルマイクロスコープ。　特徴は以下の通り。●超深度観察が可能　被写界深度がどれほど深くても倍率を上げると被写界深度が浅くなってしまうものであるが、本製品ではデジタルフォーカス技術によって高倍率観察においてもフルフォーカスを実現。このため、光学顕微鏡ではピント合わせが難しかった凹凸のある対象物も正確に観察することが可能。コンソールのボタンを押すだけでレンズが移動し、すべての画素でピントが合った画像を取得・合成することで全面にピントが合ったデジタルフォーカス画像を瞬時に取得する。　また、あらゆる角度からの自由な観察が行えるフリーアングル観察システム（X・Y・Z 電動）も搭載（VHX-S90F/S90B）。視野、回転軸、傾斜軸の3 つの軸を簡単に合わせることができる簡単3 軸調整機構で、傾けても回転させても視野が逃げないユーセントリック性を実現。ステージ調整は、XY 電動ステージにより、ジョイスティックを倒すだけで行える。また、レンズ・倍率自動認識機能（DOUBLE'R）で、X・Y・Z 軸すべての調整が倍率に合わせた最適な移動量となるように集中制御されるのでストレスのない観察が行える。　さらに、超高速画像連結機能を搭載しており、画像連結ボタンを押すとステージ移動と撮影を繰り返し、画像を自動でつなぎ合わせていく。短時間で広範囲の連結が可能で、画像のずれもなく、全体の画像を鳥瞰図として使用できる。縦20000ピクセル×横20000ピクセルまでの画像連結が可能となっている。●自由で高精度な寸法測定　観察しながらのリアルタイムな計測が可能で、簡単なマウス操作によってあらゆる計測をリアルタイムに画面上で行える。PCに静止画を取り込んでから計測するタイプと異なり、視野を変えながら繰り返しての計測が非常に簡単・スピーディに行える。　計測項目は、基本計測16 種類と自動計測3 種の計19 種類を搭載。また、測定ポイントの再設定機能や測定値フリー表示など基本的な使い勝手も従来機に比べて向上している。　加えて、高解像度寸法計測機能として、マルチスキャン方式による通常より9 倍大きなサイズ（4800 × 3600 ピクセル）で撮影した画像上で測定箇所の指定ができるので、寸法計測がより正確に行なえる。また、操作性を重視するため測定箇所の指定が完了すると元の画像サイズに自動で戻し、観察・撮影を続けることができる。●簡単に多彩な記録・観察が可能　本体に大容量のHDD を内蔵しているので、観察した現場で観たままの状態を手軽に記録することができる。またオリジナル超高速ファイラにより大容量画像もストレスなく扱える。ファイル名だけでなくタイトル、機関名、レンズ名やコメントなどの情報も登録もでき、必要な画像を短時間で検索できる。動画録画機能やタイマ撮影機能、画面分割・コメント入力機能も用意しており、ネットワーク接続も行える。●0～5,000倍を1台で実現する　高いコストパフォーマンス　高解像度と深い被写界深度を実現する一番のポイントであるレンズ設計において、色収差や歪みを大幅に低減し、テレセントリック性にもすぐれた高解像度のレンズを実現。これによって0 ～ 5,000 倍のあらゆる用途に対応でき、実体顕微鏡、金属顕微鏡、測定顕微鏡、電子顕微鏡の観察に1 台で対応。全体像をとらえる実体観察領域から、詳細解析を行なうSEM の低倍率領域まで、幅広い観察が可能である。また、透過照明や偏光照明、微分干渉観察といったさまざまな用途にも対応可能となっている。　　　　　　　　 　 　　　＜請求番号 H5005＞