実装技術7月号2012年特別編集版 page 29/38
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39に分解した』というものだった。少し変わったところでは、携帯電話・スマートフォンのように、『製品に興味があったので分解した』が上位にあげられ、興味深い結果となった。2.参加の可能性 図3(a)に示す通り、....
39に分解した』というものだった。少し変わったところでは、携帯電話・スマートフォンのように、『製品に興味があったので分解した』が上位にあげられ、興味深い結果となった。2.参加の可能性 図3(a)に示す通り、製品が分解しやすく工夫されていたら、自分で分解して故障している部品を交換するかという、いわゆる故障時の分解の質問については、携帯ゲーム機では、『分解しない』は63.1 %だった。『分解する』は36.9 %となったが、内訳として『30 分以内でできるなら分解する』が8.7 %、『10 分以内でできるなら分解する』が8.0%だった。分解する理由としては、『新しいものを購入すると価格が高いから』(26.6 %)があげられている。また、『分解しない』のうち、『新しいサービスがあれば分解する』は12.0%で、そのサービス内容は『インターネットや電話で手順サポート』(52.5 %)で、これらと合わせると『分解する』は(48.9 %)だった。こうしたことから、イケアなどのインターネットを用いたサポート方法は大いに参考になるといえるだろう。 これに対して、図3(b)に示す通り、製品が分解しやすく工夫されていたら、自分で分解してリサイクルのための分別をするかという質問に対しては、『分解しない』は42.8 %だった。『分解する』は57.2 %となったが、『10 分以内でできるなら分解する』が13.0 %、『5 分以内でできるなら分解する』が12.5 %となった。理由としては、『分別してリサイクルすることが大切だから』(50.5 %)があげられている。また同様に、『分解しない』のうち、『新しいサービスがあれば分解する』は8.9%で、その内容は『エコポイントがもらえる』58.4 %で、これらと合わせると『分解する』は66.1 %と高い値だった。これらの調査結果は、いずれの製品においても同様の傾向を示している。 このことから、故障時においてはリサイクル時と比較して分解する比率は低いものの、経済的な要因から分解するための許容時間が長いことがわかる。お金の支出を抑える図3 生活者の製品分解の可能性