実装技術7月号2012年特別編集版 page 24/38
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32自動車技術展人とくるまのテクノロジー展2012 2012 年5 月23日(水)~5 月25日(金)の3日間にわたり、自動車、材料、部品、情報・計測機器やEV/HEV技術に関する展示会である自動車技術展:人とくるまのテクノ....
32自動車技術展人とくるまのテクノロジー展2012 2012 年5 月23日(水)~5 月25日(金)の3日間にわたり、自動車、材料、部品、情報・計測機器やEV/HEV技術に関する展示会である自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2012が、公益社団法人 自動車技術会の主催で、パシフィコ横浜で開催された。3日間の来場者は、71,785 名に上った。 (株)東洋製作所では、シャーベット飛散再現装置を展示し、同装置を用いた飛散実演も行っていた。 同装置はシャーベット雪を人工的に造り出し、車両へ飛散させることによって雪害試験を行う、というもの。車両の走行中に路面雪が車両の下部や周囲などに付着し、再凍結するなどといった問題を、試験室内で一年中再現のできる装置となっている。この装置は含水率の可変が可能で、0~90Wt%のシャーベットが製造可能。また、大量の可変や車速相当の飛散速度も再現できる。設備は固定式の他に、コンパクト設計で可搬式とすることもでき、また多軸トラバースとの組み合わせで、シャーベット雪の飛散方向もプログラムによって自由に設定することができる。雪質もシャーベット雪以外の雪質を再現することも可能だという。 (株)ノビテックでは、モーションキャプチャ技術を応用し、計測点の位置、変位、速度などを高速かつリアルタイムで計測・解析できる、3次元リアルタイムモーション計測システム『VENUS3D』を紹介していた。 同システムは、加速度計や変位計などの各種センサを利用した計測や、専門知識を必要とした人体動作分析をリアルタイムに可視化し、計測結果の比較など、データの解析をその場で簡単に行うことができるもので、変位計測やリアルタイム計測、位置あわせ計測などに適している。高精度に速度、加速度、変位などの変化量を取得できる他、センサごとの軸あわせや微分誤差ないため、様々な現象を非接触で簡単に計測可能。また、データも後から計算し直すことなく、相対変位などもその場で取得できる。試験中にその場で速度・加速度の変位をグラフで確認できるため、試験をしながらの方針変更や破壊など次に起こる現象を確認しながら実験を進められる。また相対変位量のリアルタイムコンタ表示も可能である。 静岡テクノフロンティアブース内の(株)スペースクリエイションでは、HILS 組み込み型モータベンチ耐環境性能評価試験を紹介していた。 このシステムはHV/HEV 系モータ、ドライバ、バッテリを総合的に評価できるもので、Simulink の制御モデルをMSH 内に組み込むことができるので、モータベンチ評価=RPDを実現、モータなどの開発期間短縮に貢献する他、MSHに組み込まれたSimulinkモデルを開発者がさわることで、ControlDeskと合わせて自在にデーシャーベット雪噴射装置のデモの様子3次元リアルタイムモーション計測システム(株)スペースクリエーションのブース