実装技術7月号2012年特別編集版 page 13/38
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11設計・解析・シミュレーション 一般社団法人 電子情報技術産業協会が発行した『2011 年度版日本実装技術ロードマップ』では、『今後とも注目していくべき当面の重要課題』がいくつか挙げてられています。その中....
11設計・解析・シミュレーション 一般社団法人 電子情報技術産業協会が発行した『2011 年度版日本実装技術ロードマップ』では、『今後とも注目していくべき当面の重要課題』がいくつか挙げてられています。その中の一つに『総合設計技術』があり、『我が国には『ものづくり』というハード技術には優位性があるものの、それらを巧く組合せ最適化を図るシステム構築力(設計技術)は未熟である』としています。そして『これは単なるEDA の世界だけではなく、個々の組織を横断的・有機的に結びつけること(システム構築)は、日本人の特質として苦手であった。しかし21 世紀において確固たる技術立国であるためには、この設計思想(アーキテクチャー)でビジネス戦略を立てた上で(ビジネスモデルを構築した上で)、必要な技術開発を進めていく必要がある』としています。その上で、『実装技術戦略においてもEDA 技術をベースにして、それぞれのJissoレベルを結びつける総合設計技術の考え方が我が国の競争力優位性を図るキーである』と記述しています。半導体/パッケージ/プリント基板のシステムレベル協調設計(株)図研/ 松澤 浩彦、大坪 祐司TAGバウンダリスキャンテストの革新的ソフトウエア技術設計・解析・デバッグ・テストへの活用XJTAG 社/Geoff Harvey、富士設備工業(株)/ 杉本 明加設計品質向上のためのシミュレーション導入手法メンター・グラフィックス・ジャパン(株) / 石川 実3次元実装モジュールと相互設計のプラットフォームへの取り組み~CAD/CAM融合ツール『START』~(株)ファースト / 斉藤 和之 また同書では、電子情報機器の様々な要求に応えるためには、『半導体や微小部品を中心にそれらの高密度パッケージ技術に加えて、基板への搭載技術、マイクロ接続技術などの広範囲にわたる、システム設計技術として捕らえた実装システム(Jisso)技術が引き続き重要』であるとし、『「環境調和型実装技術」が次世代実装技術としては不可欠』と紹介しています。 各要素を考慮しながらの設計、解析、及び製造ソリューションは、ますます複雑に、また難しいものになっており、現場の方々も立ちはだかる課題の解決に頭を悩ませていることと思います。 本特集が技術の一助となれば幸いです。 参考・引用文献一般社団法人 電子情報技術産業協会:2011年度版日本実装技術ロードマップ