実装技術4月号2012年特別編集版 page 22/34
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30パナソニック、Let's note『CF-SX1』『CF-NX1』の第1号機を出荷~『国内でのものづくり』を支える、きめ細かな生産体制~■ 社員が見送る中、出荷へ 2012年2月8日、パナソニック(株) AVCネットワークス社 IT....
30パナソニック、Let's note『CF-SX1』『CF-NX1』の第1号機を出荷~『国内でのものづくり』を支える、きめ細かな生産体制~■ 社員が見送る中、出荷へ 2012年2月8日、パナソニック(株) AVCネットワークス社 ITプロダクツビジネスユニットは、兵庫県・神戸工場において、ビジネスPC、Let's note『CF-SX1』『CF-NX1』の第1 号機を出荷する出荷式を行った(写真1、写真2、写真3)。 同製品は、第4 世代の『Let's note』と位置づけられている。第1世代の『軽量/長時間』、第2世代の『頑丈』、第3世代の『高性能』という各世代ごとのコンセプトから今回はさらに、日常のさまざまなリスクに備える『タフ』性能と、仕事の生産性をアップする高速CPUと高速起動、ビジネスユースに適したワイヤレス通信機能などとして結実した『クリエイティブ』性能という理念が追加されている。 また、携帯しやすい軽さや、終日モバイルに耐える長時間駆動、モバイルワークに対応するセキュリティ対応なども実現している。同社では、この製品を、日本のビジネスマンにとっての『武器』にしてもらいたい、としている。■『日本での生産』へのこだわり 今回は、出荷式と併せて、工場の内部も公開された。神戸工場は敷地が57,000m2(17,250 平米)、生産棟は27,000m2。多品種少量変量生産に対応し、日々の生産変動にも応えられ、1 台からの要望も受ける。そのような、生産変動を可能にするために、材料倉庫が工場と直結している。 『Let's note CF-SX1』『Let'snote CF-NX1』についても、マザーボードの実装から、最終的な本体組み立てまでがこの工場で行われている(写真4?写真9)。 電子部品実装、製品の組み立て/検査などは、すべてをワンフロアで行われている。ワンフロアでのものづくりのメリットは、客からの注文に迅速に対応できる対応力の高さ、そして生産管理や品質管理といったマネジメントのしやすさという点が挙げられる、という。また、製品の製造バランスの管理上、QRコードをつけることで瞬時にその履歴などが辿れる徹底したトレーサビリティ体制も確立されている。 加えて工場内の環境試験室などにおいて、落下試験や、熱衝撃試験(気槽式及び液槽式)、防水試験を実施。これらを日々繰り返すことで、信頼性の写真2トレーラの荷台への積み込み写真1社員が担ぐ御輿に乗った、出荷1号機写真3見送りを受けながらいよいよ出荷がスタート