実装技術3月号2012年試読 page 7/26
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概要:
25韓国におけるFPCの技術動向プリント配線板技術の最新動向トサイズとしては、一端が250mm 幅で、もう一方の長さは360,420mm ~ 500mm まで製品サイズに応じて各種サイズで製造を行なっている。 裁断したワークシー....
25韓国におけるFPCの技術動向プリント配線板技術の最新動向トサイズとしては、一端が250mm 幅で、もう一方の長さは360,420mm ~ 500mm まで製品サイズに応じて各種サイズで製造を行なっている。 裁断したワークシートに、ユーザーから入手したスルーホール位置データに従ってスルーホールの穴あけを行なう。板厚が薄いFPC では通常ワークシート一枚ずつ穴あけを行なうのではなく、板厚やパターン密度に応じて数枚重ねた状態で行なうのが一般的であるが、位置ずれを押さえる必要があることと、製品品質の確保の観点から、ドリル交換時期や回転スピードコントロールといった部分で細心の注意が必要かつ重要な工程の一つであるといえる(写真1)。 穴あけを完了すると、次はスルーホールを形成する工程であるが、銅めっきの方法は、まずスルーホールの内壁にめっきを付けるために無電解めっきを行ない、これによってFPC の両面を電気的に導通状態とする。次に厚さを確保すべく電解めっきを施す(写真2)。スルーホール形成が終了すると、次はパターン形成の前工程となる感光性フィルム(フォトマスク材)をFPC 両面に形成するが、FPC の素材はパターン形成後の工程で寸法変化が生ずるため、マスクは後工程での寸法変化を考慮して、ユーザーから入手したパターンデータを補正したものを使用して行なう。パターン形成工程では、露光という工程があり、ここではFPC 工程の中で最も神経を使う作業で、パターン幅、パターン間短絡や断線などの原因となる、ごみ・埃・毛髪などの混入を遮断する必要があり、各社ともクリーンルーム内で作業を行なっている(写真3)。この工程は、正確には露光→現像→CST(株)写真1 穴あけ写真2 銅めっき図1 製造工程図写真3 露光・現像