実装技術2月号2012年試読 page 15/26
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概要:
31 2007 年後半から2010 年までは、世界の経済状況とはまったく関係ないかのように中国、特に華南地域のLED照明関連の好調は続いたが、2011 年以後は設備の過剰投資で今後は淘汰される企業も予想され、将来の対応を....
31 2007 年後半から2010 年までは、世界の経済状況とはまったく関係ないかのように中国、特に華南地域のLED照明関連の好調は続いたが、2011 年以後は設備の過剰投資で今後は淘汰される企業も予想され、将来の対応を考えていく必要があるということを中国の経営者も理解しており、いかに特徴を持って存続するか、といった真剣な議論が続いた(写真5)。 地域別のフォーラム参加者は、中国内地から1,515 名(広州934、上海170、北京122、浙江61、江蘇55、福建47など22 地域)、海外からは194名であった。海外の内訳は香港43名、台湾41名、アメリカ32名、日本27名、オランダ16名、韓国10名、ドイツ8名、フランス4 名、シンガポール、マレーシア、デンマーク、オーストラリアから各2名、イギリス、スウェーデン、ベルギー、オーストリア、ニュージーランドから各1名となった。会社別で目立つのは、フィリップス全体が45 名、CREE14 名、オスラム7 名、国星光電15 名 晶科電子10 名、Veeco21 名、Aixtron8 名といった、1社からの多数の参加者であった。 さらにフォーラム参加者の業務内容を確認すると、企業のCEO などの幹部の参加も263 名( 総参加者の15.4 %)と多く、マーケッティング担当が616 名(36 %)、研究者・技術者が277 名(16 %)、研究所と教育関連の責任者が62 名(4 %)、政府関連147名(8.6 %)、LED 産業連盟など59 名(3.5%)、学生147名(8.6%)、メディア98 名(5.7 %)であった。 フォーラム参加者のアンケートを見てみると、『来年も必ず参加する』が76 %、『状況により参加する』が24 %となっている。『知り合いに来年の参加を勧めるか』という問いには100 %が『Yes』と回答するなど、参加者の満足度がうかがえる。ちなみに参加者のうち、251 名(約15 %)が、2010 年と2011 年の両方に参加している。3. 併設展示会 併設された20,000m2 の展示会では、US、韓国、ドイツ、日本、香港、台湾などからも含めて152 社の出展があり、3日間の訪問者総数は5,328 名となった。中国要所から産業化基地ブース、LED 応用展示、設備関連などが展示された。海外からの展示は、Veeco、Aixtron、太陽日酸といったMOCVD設備関連、Cree、ソウルセミコン、エピスターといったLEDチップメーカーなどの展示も目立った(写真6、7)。4. その他 初日の11 月8日の午後5 時半から6 時半まではポスターセッションも開催され、日本からは、テクノビジョンがLEDウエハマスク洗浄技術についてポスター参加した。初日の6時半からは、参加者全員での歓迎晩餐会があり、親睦が図られた。さらに、11 月10日フォーラム終了後、海外からの参加者やVIPをメインに広州のLED照明を見ながらのクルージングも行われた。 また11月11日には、LEDウエハ工場、産業化基地、香港科技大学の佛山市研究所を希望者が訪問することもできた(写真8、9)。5. 次回の開催 次回の同フォーラムは、2012 年11 月7 日~11 月9 日に、『CHINASSL2012 / 第9 届中国国際半導体照明論壇』として今回と同じく広州で開催される予定である。日本からもさらに講演参加、出展し、中国広州にてLED照明についてさらに議論をしていただけるよう願う。また、2012 年の4 月25日~4月27日には、中国上海において『Green Lighting 上海フォーラム2012 / 2012 上海国際新光源&新能源照明論壇』も開催される。写真5熱心に議論する中国の若い方写真4日本SSL実装新技術探討の講演者写真6CREEのブース写真7実装装置を紹介する六族光電のブース写真8LEDウエハ工場(Semileds)の訪問写真9 香港科技大学・佛山市研究所内の日本製LED実装設備